ダイヤモンドと言えば宝石の中の王様として古くから君臨してきた宝石ですが、実際に売ろうと思ったらどこに売ったら良いのでしょうか?
また、ダイヤモンドの価値、買取価格はどのように決まっているのか不思議に思いませんか。
自分の持っているダイヤモンドのジュエリーがどのくらいの金額で買取してもらえるのか、一体どこに買取してもらえばよいのか、ダイヤモンドを買取してもらおうと思ったときに役立つ情報を記載しています。
目次
ダイヤモンド買取おすすめ店舗3選
ダイヤモンドの買取をしてもらう時にどのようなお店に依頼すれば良いのか迷ってしまいませんか?
買取方法の違いや宝石の扱いが得意な店舗もありますので、ご自身で良く見極めて買取を依頼してもらう店舗選びましょう。
ダイヤモンド買取おすすめ店舗1:retro.jp
出典:retro.jp
ブランドジュエリー、ノーブランドジュエリーに関わらずジュエリー全般の買取、委託販売に強いretro。
retroの一番の特徴は委託販売に力をいれている点です。
委託販売ですと、一旦商品をお預かりという形になり販売を行います。その後販売完了してから売主様にご返金(お支払い)をするといった形で行いますので、すぐに現金化できる買取と比べるとスピード感が遅くなってしまいます。
ただ、人気商品の場合はそこまで時間がかかることもなく早ければ1週間程度、遅くとも1ヶ月程度で売れてしまう場合もあります。
委託販売は売れてからのお支払いとなりますので、retro側のリスクが少なくその分ご返金額に反映することが可能になっているので高額返金ができる仕組みになっています。
少しでも高く売りたい場合はretroの委託販売をお勧め致します。もちろん買取と委託両方の金額を提示してくれるので好きな方を選ぶことができます。
また、実際に買取に出す前に買取価格の目安を確認することができる「LINE査定」も行っています。画像をLINE上で送るだけなのでお手軽です。まずは無料のLINE査定で価格を確かめることをお勧めします。
【retroのダイヤモンド買取方法】
- 委託販売
- 宅配買取
- 持込買取
- 出張買取
- 電話査定
- LINE査定
ダイヤモンド買取おすすめ店舗2:リファスタ
PR出典:リファスタ
リファスタにはダイヤモンド専門に査定する職人がいるので、豊富な知識や経験から適正な買取価格を提示してくれます。
自社内にメンテナンスできる体制が整っているので、外部に委託する費用がかからずその分買取価格に反映させることができます。
また、鑑定書がないダイヤモンドでも買取価格に変化はないそうで、なくしてしまった場合などでも心強いです。
毎月のようにキャンペーンを行っていますのでチェックして対象になるようにするとさらにお得になります。
【リファスタのダイヤモンド買取方法】
- 宅配買取
- 持込買取
- 電話査定
- メール査定
- LINE査定
ダイヤモンド買取おすすめ店舗3:ホウショウダイヤモンド
出典:ホウショウダイヤモンド
ダイヤモンド買取の老舗であるホウショウダイヤモンド。
創業43年の歴史があり、輸入卸も行っているので販売力もあります。経験と知識も豊富で訓練された査定士が適正な価格を提示してくれます。
ダイヤモンドの鑑定に使われる4C(カラー、カラット、クラリティ、カラー)を熟知している査定士が在籍しているので、鑑定書をなくされてしまった場合でも適正価格での査定が可能となっています。
優秀な査定士はもちろんですが査定に必要な機器も最新のものをそろえているので、安心して査定を任せられます。
【ホウショウダイヤモンドのダイヤモンド買取方法】
- 宅配買取
- 持込買取
- 出張買取
- 電話査定
- メール査定
ダイヤモンドの買取価格相場(ブランド)
ダイヤモンドの買取でまずはブランドジュエリーの買取相場をご紹介します。
ダイヤモンドの価値はもちろんのこと、素材や状態、ブランドによって買取価格が変動いたします。
各商品の買取価格を参考にしてもらって、全く同じものをお持ちではなくとも近しいもので買取価格の目安を把握していただけるかと思います。
指輪
ティファニー
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 K18PG D-ct
- 約3.75g
- 箱
- 状態:Aランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D0.45ct タンザナイト2.0ct
- 約6.0g
- 箱
- 状態:Aランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D0.58ct
- 約3.9g
- 箱、鑑定書
- 状態:Bランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D1.01ct
- 約5.4g
- 箱、鑑定書
- 状態:Bランク
カルティエ
【詳細】
- カルティエ
- 750 D-ct
- 約8.4g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- K18WG D-ct エメラルド
- 約16.6g
- 箱
- 状態:Bランク
【詳細】
- カルティエ
- 750WG D-ct
- 約6.5g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750YG D-ct
- 約7.2g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- Pt950 D3.12ct
- 約5.56g
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750 D-ct
- 約14.4g
- 状態:ABランク
ブルガリ
【詳細】
- ブルガリ
- 750YG D-ct
- 約15.1g
- 状態:Bランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750WG D-ct
- 約15.8g
- 状態:Bランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750PG D-ct
- 約4.3g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750PG D-ct
- 約11g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750PG D-ct
- 約3.3g
- 状態:Aランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750PG D-ct
- 約9.8g
- 状態:ABランク
ヴァンクリーフ&アーペル
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約7.0g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約6.1g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約16.0g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約10.6g
- 箱
- 状態:Bランク
ネックレス
ティファニー
【詳細】
- ティファニー
- K18YG/Pt950 D0.23ct
- 約3.2g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D-ct
- 約8.8g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D-ct
- 約3.3g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- 750YG D-ct
- 約2.1g
- 箱
- 状態:ABランク
カルティエ
【詳細】
- カルティエ
- 750PG D-ct
- 約5.5g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750WG D-ct
- 約6.2g
- 箱、ギャランティー
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750WG D-ct
- 約8.8g
- 箱
- 状態:ABランク
ブルガリ
【詳細】
- ブルガリ
- K18PG D-ct
- 約7.7g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18PG D-ct
- 約10.1g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18WG D-ct
- 約39.2g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18PG D-ct
- 約12.2g
- 箱
- 状態:ABランク
ヴァンクリーフ&アーペル
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- 750PG D-ct
- 約6.9g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約6.6g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18WG D-ct
- 約7.4g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- 750PG D-ct
- 約5.3g
- 箱
- 状態:ABランク
ブレスレット
ティファニー
【詳細】
- ティファニー
- 750WG D-ct
- 約28.3g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- 750YG D-ct
- 約7.6g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- 750YG D-ct
- 約1.0g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- 750WG D-ct
- 約1.8g
- 状態:ABランク
カルティエ
【詳細】
- カルティエ
- K18YG D-ct
- 約32.7g
- 状態:Bランク
【詳細】
- カルティエ
- AU750 D-ct
- 約30.27g
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- AU750 D-ct
- 約31.8g
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- AU750 D-ct
- 約5.5g
- 状態:ABランク
ブルガリ
【詳細】
- ブルガリ
- AU750 D-ct
- 約-g
- 状態:Bランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18PG D-ct
- 約4g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18YG D-ct
- 約14.9g
- 状態:ABランク
ヴァンクリーフ&アーペル
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- K18YG D-ct
- 約17.6g
- 状態:ABランク
ピアス
ティファニー
【詳細】
- ティファニー
- K18PG D-ct
- 約2.2g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- K18WG D-ct
- 約5.9g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- K18WG D-ct
- 約4.5g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D-ct
- 約4.9g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- AU750 D-ct
- 約1.5g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ティファニー
- Pt950 D-ct
- 約5.5g
- 状態:ABランク
カルティエ
【詳細】
- カルティエ
- K18YG D-ct
- 約8g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750WG D-ct
- 約2.5g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- 750YG D-ct
- 約11.7g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- K18YG D-ct
- 約2.4g
- 箱
- 状態:ABランク
【詳細】
- カルティエ
- K18YG D-ct
- 約12.8g
- 箱
- 状態:ABランク
ブルガリ
【詳細】
- ブルガリ
- K18WG D-ct
- 約7.1g
- 状態:Bランク
【詳細】
- ブルガリ
- K18PG D-ct
- 約4.3g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ブルガリ
- 750WG D-ct
- 約5.2g
- 状態:Aランク
ヴァンクリーフ&アーペル
【詳細】
- ヴァンクリーフ&アーペル
- 750YG D-ct
- 約3.7g
- 状態:ABランク
ダイヤモンド製品の買取価格相場(ノーブランド)
ダイヤモンド買取で今度はノーブランドです。
こちらはブランド価値といったものがなくなってしまいますので、素材の重さやダイヤモンドの重さ、質によって買取価格が変わってきます。
指輪
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 PD0.421ct D1.67ct
- 約21.96g
- GIAグレーティングレポートあり
- 状態:Bランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 D2.013ct
- 約9.5g
- 中央宝石研究所鑑定書
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 D2.07ct
- 約25.4g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 D3.288ct D0.670ct
- 約10.5g
- 状態:Bランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18YG D2.677ct D2.168ct
- FANCY YELLOW
- 中央宝石研究所ソーティング
- 状態:Bランク
ネックレス
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 Pt850 S12.99ct D2.40ct
- 約20.5g
- 中央宝石研究所ソーティング
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 Pt850 D1.00ct
- 約11g
- 全日本宝石研究所鑑定書
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D22.59ct
- 約26.89g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D2.151ct
- 約3.2g
- 中央宝石研究所鑑定書
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt850/900 D1.074ct
- 約3.5g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D10.42ct
- 約42.6g
- 状態:Bランク
ブレスレット
【詳細】
- ノーブランド
- K18YG D-ct
- 約36.5g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt850 ハートD0.59ct D5.07ct
- 約17.3g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt850/900 D1.30ct S0.35ct
- 約17.3g
- ジャパンジェムグレーディングセンター鑑定書
- 状態:Bランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D7.90ct
- 約34.2g
- 中央宝石研究所鑑定書
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18YG D3.02ct
- 約24.3g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D5.0ct
- 約8.5g
- 状態:ABランク
ピアス
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG/YG D1.66ct
- 約10.8g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 D0.552ct
- 約1g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18WG D2.00ct×2 0.40ct×2
- 約13.2g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- Pt900 D0.76ct
- 約3.8g
- 状態:ABランク
【詳細】
- ノーブランド
- K18 D1.00ct
- 約3.7g
- 状態:ABランク
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ダイヤモンドルースの買取相場
ダイヤモンドの買取で、ダイヤモンドの大きさ(重さ)であるカラットは一番わかりやすい指標ですが、カット、カラー、クラリティの4Cを総合して買取価格が決定します。
各カラットにおける買取価格の目安を記載しますので、お持ちの鑑定書と見比べてみて大体の買取価格が把握できます。
ダイヤモンド買取相場:0.2カラット
買取価格相場:10,000円~20,000円
高額買取店:23,000円~25,000円
横幅:約3.8mm
重さ:約0.04g
ダイヤモンド買取相場:0.3カラット
買取価格相場:20,000円~40,000円
高額買取店:45,000円~50,000円
横幅:約4.3mm
重さ:約0.06g
ダイヤモンド買取相場:0.5カラット
買取価格相場:50,000円~100,000円
高額買取店:120,000円~140,000円
横幅:約5.1mm
重さ:約0.1g
ダイヤモンド買取相場:0.7カラット
買取価格相場:80,000円~170,000円
高額買取店:200,000円~280,000円
横幅:約5.7mm
重さ:約0.14g
ダイヤモンド買取相場:1カラット
買取価格相場:250,000円~650,000円
高額買取店:700,000円~900,000円
横幅:約6.4mm
重さ:約0.2g
ダイヤモンド買取相場:1.5カラット
買取価格相場:250,000円~650,000円
高額買取店:400,000円~900,000円
横幅:約6.9mm
重さ:約0.24g
ダイヤモンド買取相場:2カラット
買取価格相場:650,000円~3,000,000円
高額買取店:800,000円~3,800,000円
横幅:約8.1mm
重さ:約0.4g
ダイヤモンド買取相場:3カラット
買取価格相場:1,300,000円~6,500,000円
高額買取店:2,500,000円~10,000,000円
横幅:約9.3mm
重さ:約0.6g
ダイヤモンド買取相場:5カラット
買取価格相場:3,000,000円~12,500,000円
高額買取店:6,500,000円~25,000,000円
横幅:約11mm
重さ:約1g
ダイヤモンドの買取で重要な指標となるグレード(4C)
ダイヤモンド買取の指標となる4Cについてご説明します。4Cとはcarat(カラット)、color(カラー)、clarity(クラリティ)、cut(カット)の頭文字のCを取ってこのように呼ばれています。
各項目について詳しく見ていきましょう。
カラット(carat)
出典:GIA
宝石を表す単位として一番よく知られているカラット。
皆さんカラットと聞いて思っているのは「大きさを表す単位」ではないでしょうか。
実はカラットはダイヤモンドの重さを表す単位なのです。
1カラットは0.2g
もともとは1877年に1ct=0.205gと制定されましたが、1907年にメートル方が制定されると1ct=0.2gに統一されました。
1ctの直径は約6.4mmですが、1ctのダイヤモンドというのは結構大きいです。もちろん大きいので重くなり、希少価値も生まれてきます。
婚約指輪などに使われるサイズは大体0.3ctくらいのダイヤモンドが多いと言われています。直径で言うと約4mmくらいで、指に合わせてみるとちょうど良い大きさいになりますし、価格的にも購入しやすい価格帯であることが人気の理由でしょう。
マジックサイズとは?
ダイヤモンドのカラットにはマジックサイズというものがあります。
ダイヤモンドのカラットはある基準の数値以上になると価値がドンっと跳ね上がる仕組みなっており、その基準に満たないと価格は安いということです。
その差がわずかなものであったとしても基準に満たなければ安い金額で購入することが可能です。肉眼で見てもほとんどわからないレベルですので、お得に買うことが出来るとも言えます。
マジックサイズとは、具体的にいうと0.5カラット、0.75カラット、1カラットのことを呼びます。
例)
1カラットの場合、1カラットのダイヤモンドと0.95カラットのダイヤモンドを見比べてもほとんど見分けがつきません。ただ、1カラットになってしまうと価格として20%もアップしてしまうので0.95カラットの方がお得と言えます。
カラー
出典:http://www.kirakiracrystal.com/
ダイヤモンドにもカラーがあります。
無色透明なほど価値があり、黄色みがかってくると価値が落ちていきます。
-
-
- 価値が高い
-
-
-
- ↑
-
DEF:無色透明GHI:ほぼ無色KLM:かすかな黄色N~R:非常に薄い黄色S~Z:薄い黄色
-
-
- ↓
-
-
- 価値が低い
Dが無色で価値が高くE、F、G、H、I…というようにアルファベットが進むほどに価値が低くなってきます。
DとEについはかなり希少で価値が高いレベルです。ただ肉眼で見る限りはD~Gカラーあたりまでは無色透明に見えますので、身につけるものとしてはそこまでの差はありません。ただダイヤモンドの価値としては差があります。
また、肉眼では無色透明と言いましたが実際にルースの状態でFカラーとGカラーを見比べてみるとごくわずかに色の違いが判る場合もあります。
カラーはなぜDからスタートしているのか?
そもそもなぜDからスタートしているのでしょうか。普通にAから初めて、ABCとカラーをつけていけばいいと思いませんか?
このダイヤモンドのカラー評価がDカラーからスタートする基準というものは、ダイヤモンドの歴史が大きく関わってきます。
その昔は各国、各ブランドによってバラバラの基準でカラーの評価がなされていました。1.2.3と表記したり、A.B.Cと表記したりと別々の言葉で評価されているものを比較することが困難で、統一された評価基準がなかったために誤解も数多く生じていました。
そこでアメリカの宝石学会のGIAが世界基準となるダイヤモンドの評価を制定しました。その時にA.B.Cといった基準を使っているところが多かったため、A.B.Cを抜いたDから始まる23段階の基準を制定しました。
イエローダイヤモンド
ダイヤモンドのカラーは、無色透明→黄色味がかっていくと評価が落ち、価値が下がると言われています。
ではイエローダイヤモンドはどうなのでしょうか。見るからに黄色いダイヤモンドですがこちらは価値があるのでしょうか。
出典:Jewel planet
通常、ダイヤモンドのカラーはZに近づくほど黄色みがかってきてしまい、ダイヤモンドとしての価値を落としてしまうものです。
ですが、イエローダイヤモンドは黄色の強さが強く輝いているものほど価値が高くなってくるのです。
鑑定書では黄色味が強いと低級(価値が低い)評価をなされてしまいますが、ファンシーカラーとして人気がありより色味が濃いもの、輝きが強いものは希少性も増し価値が高くなっています。
また、イエロー以外にもファンシーカラーとして価値の高いカラーは、ピンク、ブルー、グリーンです。どれも色が濃く、輝きが強いものに価値があります。
クラリティ
出典:ダイヤ買取専門店ネオスタ
クラリティではダイヤモンドの透明度を評価する指標です。
ダイヤモンドは地球の地下深くで自然の力で生成されるものです。そのため、ほとんどのダイヤモンド内部にインクルージョン(内包物)と呼ばれる不純物が含まれており、外側にはブレミッシュ(キズ)がついています。
クラリティではこのインクルージョンやブレミッシュの割合がどの程度少ないか、ということを評価します。
研磨するときはこのインクルージョンやブレミッシュを避けながら行うのですが、その過程で重さ(カラット)を犠牲にする「歩留まり」を行うこともあります。
重さが小さくなれば、ダイヤモンドも小さくなってしまうので価値が下がってしまいます。不純物の無いダイヤモンドというのはそれほど価値があります。
-
-
- 価値が高い
-
-
-
- ↑
-
FL(Flawless)
-
-
- 10倍に拡大しても内部・外部ともに内包物が確認できない
-
IF(Internally Flawless)
-
-
- 外側に微細なキズがあるが内部は10倍に拡大しても内包物が確認できない
-
VVS(Very Very Slightly)
-
-
- 10倍の拡大では内包物の発見が非常に難しい
-
VS(Very Slightly)
-
-
- 10倍の拡大では内包物の発見が難しい
-
SI(Slightly Included)
-
-
- 10倍の拡大では内包物の発見が比較的容易だが肉眼では難しい
-
I(Imperfection)
-
-
- 内包物が肉眼で見える
- ↓
-
-
- 価値が低い
カット
出典:bIJOUPIKO
ダイヤモンドの輝きの評価をするカット。
ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す一番重要な工程で、4cの中で唯一人間の手によって決められる評価基準です。
プロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの3つの要素を総合的に判断し、以下の評価基準で表すことができます。
-
-
- 価値が高い
-
-
-
- ↑
-
3Excellent(トリプルエクセレント)H&C(ハートアンドキューピット)Excellent(エクセレント)VeryGood(ベリーグッド)Good(グッド)Fair(フェア)Poor(プアー)
-
-
- ↓
-
-
- 価値が低い
トリプルエクセレント、ハートアンドキューピットの最高ランクはこちらの画像のようにきれいに8つのハートと8つの矢があらわれる状態のことを言います。
カットの評価基準となるものプロポーション、ポリッシュ、シンメトリーについて
カットを総合的に評価するための指標として3つの要素があります。
プロポーション
効率良く光を反射させるための形のこと。
ダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すカットして有名なのがラウンドブリリアントカットです。
ダイヤモンドの直径や深さ、テーブル、ガードル、クラウン、パビリオン、キューレットなどダイヤモンドの各部の比率、角度が総合的に評価される要素です。
ポリッシュ
ダイヤモンド表面の研磨すること(されている状態)を言います。
研磨されたところをファセットと言いますが、すべてのファセットは平らに研磨され、強い光の反射を起こすようになります。この強い光はシンチレーションと呼ばれています。
ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドの輝きを最大限に生かすことのできるカットですが、ポリッシュがしっかりなされていないと虹色の光(ディスパージョン)、揺らめく炎のような光と表現されているファイヤーは生まれません。
シンメトリー
シンメトリーとは対称性のことで、光が入ってくると屈折・反射し分解され光が分散しダイヤモンドはキラキラと光り輝いています。この光の分散のことをディスパージョンと言います。
各ファセットの位置が対象になっており、形も正確でなければ良い評価は得られません。
58面体のラウンドブリリアントカットのファセットについては、テーブルが八角形、上から見たときに真ん中にセットさせれている状態(ガードルからみて真ん中に位置している状態)、そしてベゼルファセットとスターファセットが歪みなく均整の取れた形になっていることが理想形です。
ダイヤモンドの買取で鑑定書の有無が買取価格に影響
ダイヤモンドの買取を依頼する場合には必ず付属している、鑑定書は一緒に持っていくようにしましょう。
鑑定書があると信頼性も増しますし、不当に安い金額で買取を行われてしまうといったことも少なくなるかと思います。
査定士の力量にもよりますが鑑定書がない場合でもしっかりと鑑定して価格を出してくれる店舗はあります。ただ、鑑定書があったほうが再販もしやすいので買取価格は安定するでしょう。
出典:BRILLIANCE
鑑定書とは正確には「ダイヤモンドグレーティングレポート」が正式名称となります。
天然のダイヤモンドの品質を評価するためのもので、他の宝石には付属しません。
鑑定書には4C(カラット、カット、クラリティ、カラー)が記載されていて、鑑定機関として有名なのが4Cを定めた国際的な機関GIAと国内最大手の中央宝石研究所があります。
GIA
- 表記がすべて英語
- コンパクトなダイヤモンドドシェがある
- ガードルに鑑定書番号が刻印される
中央宝石研究所
- 日本語、英語
- GIA準拠の鑑定
- 3EXはプロポーションレポートが付く
どちらの機関も信頼性が高く、鑑定書がついていると正確に買取価格を提示することができるというところが挙げられます。
また、鑑定書がない場合でも買取は可能ですが業者によっては正確にダイヤモンドの品質を把握することができずに安い金額を提示されてしまう可能性があります。
ダイヤモンドの買取で鑑別書はあったほうが良い
出典:CGL
鑑別書についてはダイヤモンド以外の宝石すべてにつけることができます。
鑑定書がダイヤモンドの品質や評価をするものであるのに対し、鑑別書はその宝石の形、サイズ、天然または人工のものか、どういった処理がされているのかといった宝石そのものの説明がなされています。
【鑑別書に記載されている内容】
- 人工石が天然石かを判断
- 強度、屈折率、多色性、サイズ、カット、重さなどが記載
鑑別書はないよりはあったほうが良いです。
査定すればわかることが多いので、直接そこまで大きく買取価格に影響がないですが、あったほうが再販するときにユーザーの信頼度も高まり売りやすいということが考えられます。
ダイヤモンドの買取をより高額にするために
ダイヤモンドを買取に出すときにより高額に買取をしてもらうにはどうしたらよいのか、ちょっとしたコツをお伝えします。
やってしまうと買取価格が下がってしまうこともありますので、そこは注意するようにしましょう。
ブランドジュエリーかノーブランドか
ダイヤモンドを買取してもらう際に、ルース(裸石)である場合を除いて、リング、ネックレスなどのジュエリー製品の場合が大半だと思います。
そのジュエリーにブランドがあるのかないのか、というのがまずそこで買取金額の指標となります。ブランドジュエリーであればブランドの付加価値が加算されますので高額になります。
ノーブランドである場合には単純にダイヤモンドの価値と他の素材の価値で判断する場合が多くなります。デザインが良ければデザインの評価が入りますので買取金額は上がります。
また、もしジュエリーの修理をしている場合、ノーブランドであれば影響はないのですが、ブランドジュエリーの場合は注意が必要です。
ブランド以外の技術者が修理をしてしまうと改造品といった扱いを受けてしまうことがあります。改造品となってしまうとブランドでのメンテナンスは受けられないので買取価格も低くなってしまう場合があります。
汚れはきれいに落とす
ダイヤモンドは油との相性がよく、皮脂が付きやすいので汚れやすい性質を持っています。
汚れた状態で買取に申し込むと、ダイヤモンドの評価がしっかりと出来なかったり、低いグレードで評価されてしまう恐れがあります。
きれいな布巾や歯ブラシに中性洗剤をつけて磨くと汚れが良くとれて輝きを取り戻せます。
付属品を一緒に持っていく
ダイヤモンドの買取で高額にする一番わかりやすい方法は付属品をしっかりとそろえていくことです。
ブランドジュエリーであれば箱や保証書、ギャランティーカードなどもあるかもしれません。ダイヤモンドの鑑定書、鑑別書も必ず持っていくようにしましょう。
売りたいものはまとめて持っていく
ダイヤモンドを買取してもらうときは、1点だけではなく複数の商品をまとめて持っていくと高額になる可能性がグッとあがります。
買取業者も1個よりも何個もあったほうが嬉しいので、複数商品持っていくと全体の買取価格が上がる傾向にあります。
使わないと思っていた、ネックレスやブレスレット、あとはブランド品なども取り扱っている店舗であれば全部まとめて持っていけるのでより高額になるチャンスがあります。
模造(偽物)ダイヤモンド
ダイヤモンドの買取でも要注意なのが、偽物ダイヤの存在です。
偽物といってしまうと語弊がありますが、ダイヤモンドの代用品として使う天然石もあります。ダイヤモンドではないのにダイヤモンドと同様の価値として買ってしまったら損をしてしまいます。
代表的な模造ダイヤモンドに例を挙げていきますので確認していきましょう。
キュービックジルコニア
ダイヤモンドの代用として有名なキュービックジルコニア。
屈折率がダイヤモンドに近く、輝きも引けを取りません。もちろんダイヤモンドよりもかなり安価で手に入りやすいといった特徴があります。
キュービックジルコニアの他に、ジルコニア、CZ、CZダイヤなどと書かれている場合があります。
ジルコン
ジルコンは天然石なのでダイヤモンドの偽物というのはかわいそうですが、ダイヤモンドよりも安価なため代用品としてよく使われることがあります。
輝きもダイヤモンに近く、ものによってはダイヤモンドよりもきれいに輝くものもあるとか。
ホワイトサファイア
サファイアはブルーやピンクが有名で価値がありますが、ホワイト(無色)のサファイア存在します。
無色のためカラーラスサファイアとも呼ばれています。実際の価値はほとんどなく、輝きもダイヤモンドに劣り、肉眼で見てもダイヤモンドではないとわかるものもあります。
モアッサナイト
登場した時、宝石業界が騒然となったモアッサナイト。
ダイヤモンドテスターでも判別ができず、ダイヤモンドと認識されてしまうほど非常に似ている宝石です。自然界にも存在はしていますが、数が非常に少なく目にするものはほとんどが人口石である確率が高いです。
モアッサナイトダイヤモンドと書かれて販売されていたりするようですが、ダイヤモンドではなくモアッサナイトという石ですので注意してください。
ちなみに今はダイヤモンドテスターも進化したので新しい物であればダイヤモンドとモアッサナイトの判別は可能です。
スピネル
以前はサファイアやルビーと間違われていたスピネル。
レッドやブルーが有名ですがホワイト(無色)もあります。ダイヤモンドには劣りますが、実際はスピネルも価値のある宝石です。
屈折率もだいぶ違うので、見た目にもわかるものもあります。ブラックスピネルとブラックダイヤモンドは非常に似ているそうで見分け方が難しいようです。
ダイヤモンド買取のまとめ
ダイヤモンドについてどのくらいの価値、買取価格になるか目安にはなりましたでしょうか。
ブランド、ノーブランドでかなり価値が変わってきますが、他にもダイヤモンドには4Cという評価の指標がありました。この指標とブランド価値やデザインなどを加味して、買取価格が決まっていきます。
お手元に鑑定書があれば、ぜひ鑑定書とダイヤモンドを写真に撮りLINE査定を利用することをお勧めします。まずはどのくらいの買取価格になるの実際に画像を送って見積もりをとってみましょう。
店舗へ足を運ぶ前にお手軽に試せる方法として人気があります。