2021年、2022年と値上げが続くラグジュアリーブランド業界。
2023年も同様に怒涛の値上げが続いていくと推測しています。
今年も昨年同様、業界人としていち早く情報をキャッチし、ブランド別に値上げ情報をお届けいたします。
「せっかくだったら値上げ前に安く買いたい!」「値上げによって相場はどれくらい変わるのかな」
そういった方に参考になりますと嬉しいです。
目次
ロレックス(1/1から値上げ)
新年の始まり、1/1から値上げされたブランドは【ロレックス】でした。
デイトナやサブマリーナなど、人気モデルがおおよそ3%ほど値上げされたとのことです。
ちなみにロレックスは定価でも買えないモデルが多い関係上、定価値上げによって中古相場に影響を与えることはほぼありません。
これは定価でも購入が難しいエルメスの一部バッグなども同じです。
ロレックスに関しては正規店が公式に中古品の販売を始めるという情報も出ておりますので、今後の市場がどう動いていくのか気になるところですね。
デルヴォー(1/4から値上げ)
昨年も同じく1/4に値上げされたデルヴォーですが、今年も例に漏れず年初からしっかり値上げされました。
正月三ヶ日は待ってあげようというデルヴォー側の優しさなのでしょうか・・・。
アイコンのブリヨンや話題のクールボックスは約10%、タンペートは約6%の値上げとなっています。
ちなみに、中の人が2021/11に購入したタンペートPMクリスピーカーフは、わずか1年と2ヶ月の間に定価が625,900円→840,600円に・・・
この短期間で定価が約35%も上がるなんて・・・あの時買ってよかったと心から思っております。
デルヴォーは直営店が少ない+オンライン在庫も人気商品は欠品続きのため、人気商品に関してはリセールがかなり高い印象です。
レザーの質やメゾンの歴史から【セカンドエルメス】と言われたりもしていますが、近い将来名実ともにその立ち位置により近づくのかもしれません。
素材 | ~1/3 | 1/4〜 | |
---|---|---|---|
ブリヨンミニ | ロデオカーフ | 729,300円 | 806,300円 |
ブリヨンMM | ロデオカーフ | 891,000円 | 974,600円 |
タンペートPM | クリスピーカーフ | 794,200円 | 840,400円 |
タンペートMM | クリスピーカーフ | 850,300円 | 898,700円 |
リンゴット | オーレンカーフ | 583,000円 | 655,600円 |
ピンミニ | トリヨンソフト | 341,000円 | 369,600円 |
プラダ(1/5から値上げ)
昨年2回の値上げをおこなったプラダも年初から値上げが行われました。
プラダのナイロン素材と言えば一昔前のイメージ・・・と思いきや、再生ナイロンを使った【リナイロン】を皮切りに徐々に人気を盛り返していますね。
プラダは並行輸入品の展開も多い関係上、値上げが中古相場に大きく影響することは少ない印象です。
ただ、プラダはブランドの格となるアイコン的存在が他ブランドに比べ少ないイメージのため、トレンドの移り変わりが激しくその影響で相場が乱高下することが多いです。
飽きた場合は早めに売り抜けることが高価買取の近道かもしれません。
ディオール(1/12から値上げ)
昨年2回値上げを繰り返したディオールも値上げが行われました。
確認する限り、一番値上げ幅が大きかったものは定番ラインの半袖セーター。
こちらは298,000円→350,000円と大幅アップとなっております。
また、バッグの中で大きかったのはやはりアイコンバッグのレディディオール。
705,000円→770,000円と約8%の値上げとなっております。
感覚的なお話にはなりますが、定価が60万円を超えてから中古市場があまり大きく変動していない印象がありますので、さすがに値上げのしすぎで需要離れしているのではないか・・・と推測します。
▼レディディオールの値上げ情報
素材 | 〜1/11 | 〜1/12 | 値上げ率 | |
---|---|---|---|---|
マイクロ | ラムスキン | 456,500円 | 520,000円 | 13% |
MyABC | ラムスキン | 705,000円 | 770,000円 | 9% |
MyABC(ウルトラマット) | マットカーフスキン | 705,000円 | 770,000円 | 9% |
D-lite | カナージュエンブロイダリー | 640,000円 | 640,000円 | 据え置き |
ショパール(1/16から値上げ)
ハッピーダイヤモンドなど人気のショパールも値上げ予定です。
タサキ(1/31から値上げ)
アイコンのバランスや昨年人気漫画【チェンソーマン】と異色のコラボレーションをしたデインジャーなどが勢いのあるタサキ。
ほぼ全てのモデルが約7.5〜8.5%の値上げとなりました。
~1/30 | 1/31~ | 値上げ率 | |
---|---|---|---|
バランスプラス イヤリング(YG) | 357,500円 | 385,000円 | 約7% |
プチバランスノートイヤリング(WG) | 253,000円 | 272,800円 | 約8% |
デインジャートライブイヤリング(YG) | 267,300円 | 288,200円 | 約8% |
デインジャーシグネチャーリング(WG) | 393,800円 | 425,700円 | 約8% |
クーゲルペンダント(YG) | 253,000円 | 272,800円 | 約8% |
チャンツネックレス(WG) | 605,000円 | 651,200円 | 約7% |
ブレゲ(2/1から値上げ)
ルイヴィトン(2/3から値上げ)
毎年最低は2回値上げがデフォルトになってきたルイヴィトンですが、今年も昨年同様2月に値上げが行われました。
全体で3%の値上げとなっており、やや値上げ幅が大きかったものはカプシーヌシリーズ。
カプシーヌはノーマルのモデルでも、来年あたりには100万円の大台を突破しそうですね・・・。
▼カプシーヌの値上げグラフ
ブシュロン(2/7から値上げ)
フランス語で数字の「4」を意味する、異色・異素材で4層に重なり合うデザインの美しいキャトルが人気のブシュロン。
昨年末は値下げの噂もあったのは何処へやら・・・今年も値上げの対象となりました。
ちなみに値上げ率として大きいコレクションに関しては【セルパンボエム】。
そんなセルパンボエムですが、中古市場において人気モデルに関してはそこまでお定価との乖離が大きくないのも特徴です。
キャトルとセルパンボエムはブシュロンの二大巨頭。どちらも素敵で悩まれる方も多いのではないでしょうか?
リセールバリューを考えると、モデルやアイテムにもよりますがセルパンボエムの方がおすすめです。
定価値上げに伴う相場変動に強い買取店はどこ?
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出典:retro.jp
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査定方法は店頭・宅配・出張と3種類から選べます。店頭に関しては基本的に駅近がほとんどなので、アクセスのいいところも◎ですね。
まとめ:2022年も多くのブランドで価格改定が行われそうです。
昨年同様、今年も様々なブランドで価格改定(値上げ)が行われることが想定されます。
【今の自分が一番若い】なんて言葉がありますが、言葉の通りでブランド品においては今が一番安い・・・のかもしれません。
できれば値下げなんて嬉しいニュースも見てみたいと感じるこの頃です。