プラダは世界的に人気のブランド金額も高額です。そこで現れてくるのが同じようなアイテムを安く作って儲けようとする偽物業者です。
偽物の精巧さも年々進化しており、ほとんど本物と見分けがつかないものがあるほどで、特にプラダは他のブランドに比べて偽物が作りやすいことで有名です。
今回はプロでも難しいと言われているプラダの本物と偽物を比較していきます。代表的なプラダのバッグ「ガレリア」を使って、本物か偽物かを見極めるための9個のポイントについて解説していきます。
目次
プラダの偽物を見分ける!ガレリアバッグで見る9つの真贋ポイント
プラダの偽物のバッグについてみてみましょう。
正面から見た感じでは何ら違いはわかりませんが、細部を見ていくと偽物と本物の違いが明らかになってきます。
左側の黒が偽物、右側のピンクが本物のプラダのバッグです。偽物のポイント部分は赤丸で囲ってあります。
真贋ポイント1:バッグ底鋲
バッグ底部の金具(底鋲)が偽物の方が中心に寄っていて、四隅の角との隙間が本物に比べると多めに開いています。
取り付け位置も本物は真っすぐですが、偽物は斜めになっています。
このようにして見比べると違いがわかりますが、偽物だけを見たときに気付くのは難しいレベルです。
真贋ポイント2:正面ロゴプレート
ここも見分けが難しい真贋ポイントです。プラダは一見すると雑な作りなものがあったりするので実際に見比べても決定打がなく、迷うことが多いブランドです。
このプラダのロゴは本物でも様々な種類がありますので、本物でも汚いロゴが存在するのでこの部分だけで真贋を判定することはやめておきましょう。
偽物はメッキの処理が雑で滑らかになっていない、よく見ると字体も異なっています。
真贋ポイント3:サイドホック
バッグのサイド部分についているホック(スナップボタン)です。
偽物の方が土台のエッジが鋭く、本物はなめらかになっております。また偽物の方が若干分厚い印象です。
オスの部分の形、長さも違います。
真贋ポイント4:ハンドル付根
ハンドル付根部分は偽物が平らになっているのに対して、本物は膨らみがあります。
偽物はハンドルの中が空洞になっているので平らになり、本物は中にしっかりと芯が入っているため膨らんでいます。
真贋ポイント5:ファスナー
ファスナーなど金具全般にいえることですが、見るポイントはメッキと刻印の中、内側の処理です。
偽物はメッキが波打っている様に見え、雑な作りをしています。さらにブランドの刻印の中もギザギザしていて処理が甘く汚くなっています。
また、偽物は見えない部分に出ますので金具の内側もポイントです。ここもメッキ処理の甘い場合も多く、なめらかになっていないものがありますので気を付けましょう。
真贋ポイント6:キーリング
ファスナープルと同様にメッキが雑です。
キーリング部分はもともとクロシェットに隠れていて見えない部分になりますので偽物業者もコストをかけずに対応が甘くなる部分です。
見えない部分の作りを雑にするので、細部まで見ると偽物と本物の違いが見えてきます。
真贋ポイント7:コバ
コバはフチのことですが、レザー製品の場合は同じ素材で仕上げていますが偽物はゴムのような素材で出来ています。
また本物と厚く見比べると分厚くなっています。コバの処理も手間がかかり、実際よく見られる部分でもないので偽物を作るときに手を抜くポイントです。
真贋ポイント8:内側ファスナーエンド
ファスナーエンドの厚み、形状が違います。本物より偽物が薄くなっており作りが雑になっていることが伺えます。
ここも見えにくい部分なので、偽物を作るときには手を抜きやすいところです。
真贋ポイント9:ジャガード、縫製
PRADAのフォントと大きさが異なります。
また注目すべきポイントが、ロゴの上の糸のステッチ(縫い方)です。偽物は大きく縫製しています。
規則正しい縫い目を表現するには技術が必要になってくるので、縫製部分も手を抜かれやすいポイントです。
グッチの偽物に関するよくある質問
購入したグッチが偽物だった…なんてこともあるかもしれません。
こちらでグッチの偽物についてよくある質問をまとめました。
プラダが偽物かどうか見て欲しい
買取店で偽物かどうか判定してほしいと持って行っても、対応してくれないかもしれません。
買取店はあくまでも売りたいお客様に対してのサービスなので真贋判定だけを依頼すると難しいお店が多いでしょう。
実際に買取に出す形で依頼すれば査定をしてくれます。そこで価格がつかないようだと偽物の可能性が高くなりますが店舗ごとに基準が違うので複数店舗で見てもらうのが良いでしょう。
定価から比べるとかなり安いプラダを購入したのですが偽物でしょうか?
ブランド品は広告やブランディング、素材、縫製など様々な費用がかかり展開されています。
例えば、通常20-30万円のバッグが新品で数万円で売られていることは考えられません。
プラダを買取依頼する際に必要なものを教えてください
偽物かどうかわからない、買取査定をしてほしいというときは必要な書類があるので事前に用意をしておきましょう。
東京都の古物営業法で、買取業者が買取をする際には相手の身分証を確認するのが決まりとなっています。
買取店で買取をしてもらう時は身分証明書の提示を求められるので、以下のような身分証を必ず用意しておきましょう。
・運転経歴証明書
・パスポート
・住民基本台帳カード
・健康保険証
・在留カード
・特別永住者証明書
・個人番号カード
宅配買取の場合も同様で、身分を証明する書類のコピーをご同梱するよう求められます。
まとめ
プラダの偽物は、数あるブランドの偽物の中でも難しい部類に入ります。
真贋を判定するには様々なポイントがありますので一つだけのポイントで判断するのではなく、複数のポイントを複合的に判断することが大切です。
偽物を判断するには本物と偽物をたくさん見比べて、どこに違いがあるのかを意識する必要があります。
実際に気付かず偽物を購入してしまったときは、比較など出来るはずもなくその「モノ」しか見ることが出来ないので、違和感を感じることが出来ないと判断するのは難しいでしょう。