ブランド品に何十年も付き纏う問題それが模倣品。いわゆる偽物です。もちろんブランドホルダー(ブランドショップ)も偽物対策として色々な対策を行っています。
偽物の精巧さも年々進化しており、ほとんど本物と見分けがつかないものがあるほどです。
今回はプロでも難しいと言われているプラダの本物と偽物を比較していきます。
代表的なプラダのバッグ「ガレリア」を使って、本物か偽物かを見極めるための9個のポイントについて解説していきます。その他の見分け方についても記載してるのでご参考になさってください。
目次
プラダ偽物を見分ける!ガレリアバッグで見る9つの偽物ポイント
プラダの偽物のバッグについてみてみましょう。
正面から見た感じでは何ら違いはわかりませんが、細部を見ていくと偽物と本物の違いが明らかになってきます。
左側の黒が偽物、右側のピンクが本物のプラダのバッグです。偽物のポイント部分は赤丸で囲ってあります。
プラダ偽物の見分け方1:バッグ底部金具部分
バッグ底部の金具(底鋲)が偽物の方は中心の寄っていて、角との隙間が本物に比べると多めに開いています。
取り付け位置も本物は真っすぐですが、偽物は斜めになっています。
プラダ偽物の見分け方2:正面ロゴプレート
このポイントは結構難しい見分けポイントです。
プラダのロゴは本物でも様々な種類があり、本物でも汚いロゴが存在するのでこの部分だけで真贋を判定することはやめておきましょう。
偽物はメッキのの処理が雑で滑らかになっていない、よく見ると字体も異なっています。
プラダ偽物の見分け方3:バッグサイドホック部分
バッグの再度部分についているホック(スナップボタン)です。
偽物の方が土台のエッジが鋭くなっており、本物はなめらかです。また偽物の方が若干分厚い印象です。
スナップのオスの部分の形、長さも違います。
プラダ偽物の見分け方4:ハンドル付根部分
ハンドル付根部分は偽物が平らになっているのに対して、本物は膨らみがあります。
偽物は中が空洞なので平らで、本物は中にしっかりと芯が入っているため膨らんでいます。
プラダ偽物の見分け方5:ファスナー部分
ファスナーなどに使われる金具全般にいえることですが、見るべきポイントはメッキです。
偽物はメッキが波打っている様に見え、雑な作りをしています。ブランドの刻印の中も処理が甘く汚くなっています。
プラダ偽物の見分け方6:キーリング部分
ファスナープルと同様にメッキが雑です。
キーリング部分はもともとクロシェットに隠れていて見えない部分になりますので偽物業者もコストをかけずに対応が甘くなる部分です。
「見えない部分の作りが雑」というのも偽物の特徴です。
プラダ偽物の見分け方7:コバ部分
コバはフチ部分のことですが、偽物はマットなゴムのような素材で出来ています。
また本物と厚く見比べると分厚くなっています。
プラダ偽物の見分け方8:内側ファスナーエンド部分
ファスナーエンドの厚み、形状が違います。
ここも見えにくい部分なので、本物より偽物が薄くなっています。
プラダ偽物の見分け方9:内側部分
PRADAのフォントと大きさが異なります。
また注目すべきポイントが、ロゴの上の糸のステッチ(縫い方)です。偽物は大きく縫製しています。
偽物の特徴として、縫製も雑というのが挙げられます。
プラダ偽物でその他の事例を比較してみる
ガレリア以外でもプラダの偽物ポイントがありますので、見ていきましょう。
ガレリアとかぶるところもありますが、アイテムも違うので形状が異なっていたり若干見え方も変わってきます。
プラダの真贋を高めるために重要なことは偽物と本物をたくさん見比べるということです。
プラダ偽物のまとめ
プラダの偽物は、数あるブランドの偽物の中でも難しい部類に入ります。
そもそもプラダ自体が作りが雑であったり、汚いと思われる作りをしているので偽物で雑なのか、本物で雑なのか見分けるポイントが難しいものです。
中にはきれいすぎる作りのために偽物である、という判定ができる場合もあります。
プラダの真贋を判定するときは一つだけのポイントで判断するのではなく、複数のポイントを複合的に判断することが大切です。