リユース業界に転職したいけど、大手企業か中小ベンチャーか悩む!という方は多いのではないでしょうか。
今回は(リユースではないんですが)いわゆる大手企業・メガベンチャーを経験した私が、買取業界のファーストキャリアはどうしたらいいのかを色々語っていきたいと思います。
買取業界に限らず、大手・中小ベンチャーの就職で迷っている方にも当てはまる内容かと思いますので、ぜひご覧ください!

良かったら過去の記事も併せてご覧ください。
【ブラック?】ブランド買取店スタッフ(査定士・バイヤー)ってどんなお仕事?業界歴3年がぶっちゃけます。
目次
個人的に…私は中小・ベンチャー企業好きですよ!
私自身大手企業(JTCの経験はないですがITメガベンチャーが2社)、中小のリユース2社と経験してきました。
それを踏まえてですが井出は中小・ベンチャー企業、大好きです。
ブログから分かるように井出は破天荒な人間なので、こんな人間を採用してくれる会社には感謝しかありません笑
中小ベンチャーの良いところは「決済までのスパンが短いので自分の裁量で働ける」「それなりに経験や実力があると入社してからすぐでも指揮が取れる」これですかね。
あと良くも悪くも組織がフラットなので、大手企業あるあるのめんどくさい年功序列、派閥、学閥、社内政治、上席ヨイショ等もありません。
ただ、個人的にですが買取業界初です、どうしたらいい?という方は(特に新卒は)基本的には大手企業をお勧めしたいと感じています。私がもし新卒に戻れるとしても絶対大手を選びます。
ということで、中途・新卒別に色々書いていきたいと思います。
中途(未経験)の場合:これまでのキャリア次第。どちらでも良い
中途の方は個人的にどちらでもいいかなと思います。
私自身はメガベンチャーからの転職で、次は中小がいいなと思っていたので敢えて中小を選んで入りましたが、結果良かったと思います。
ご自身の特性に合わせて選ぶのがベスト!
成長できる環境は自分で切り拓くもの
新卒等で入った会社で数年働くと、一定数こういう方が出てきます。

これ、残念ですが間違いというか、勘違いです。成長できる環境を待っている時点で他責思考でダメなんですわ。
大手でも中小ベンチャーでも環境は自分で切り拓いていかないといけなんですよ。
なんなら与えてもらう意味でいうならば「大手企業の方が成長できる環境は用意してもらえます。」
あと、大きなビジネスチャンスがある!という方もいらっしゃいますが、これが【裁量】という意味でなく【規模】という意味であれば、確実に大手企業の方がより大きな規模感で仕事ができるケースが多いです。
何を以って「成長できる環境か」というのは、今一度しっかり考えてみてはいかがでしょうか。
意欲的に学習できるタイプの方は中小の方がお勧め
私自身買取業界のファーストキャリアは中小だったのですが、意欲的に学習できる方は中小、おすすめです。
私は元々業界に入る前からブランド品を色々持っていましたし、社内に研修資料等もなかったので自力で真贋を学習していたのですが、それが非常に面白かったという…なかなか変わっていたと思います。
毎日新しい知識が増えるのが楽しくて、自分で真贋に気づけた時は「やった!」みたいな感じですね。ちゃれんじ解いてる小学生みたいな初々しい気持ちで毎日働いていました。(遠い目)
ありがたいことに、当時の上席もその特性を理解してくれて私のやりたいようにやらせていただいていたように思います。
私自身人からあれやれこれやれ言われるのが嫌いで、自分で情報を取りに行くことの方が好きでした。そのようなタイプの方は良くも悪くも教育体制が整っていない中小の方が向いていそうです。
かくいう私はファーストキャリアを中小にして良かったなと感じています。
新卒の場合:(個人的には)大手に行った方がいい
お次は新卒の方向けのお話です。
新卒の方は中途とは違って、断言します。新卒の方は大手に行くことをお勧めします。
というより、リユース業界に限らず新卒はできる限りファーストキャリアは大手に行った方がいいと思うタイプです。
新卒は言うならばシュレディンガーの猫…ならぬ、シュレディンガーの新卒です。実際に蓋を開けてみないとどれくらいのポテンシャルがあるか全くわかりません。
そのポテンシャルを引き出すためには適切な教育が必要です。そしてその教育体制は大手の方が充実していると言えます。
社会人としてのマナーや素養は大手から学べることが多い
私自身メガベンチャー、中小と働いてみて、自分に合っているなと思ったのは中小企業です。
ただ社会人としてのマナーであったりだとか、立ち振る舞いは大手企業で得た経験がほとんどです。
大手企業は教育がしっかりしている傾向が強く、例えば外部講師を呼んでマナー研修がある、メンター制度があるなどはもちろんのこと、大きな組織に属して揉まれることで社会人としての所作を少しずつ学ぶことができます。
対して中小・ベンチャーは、そのようなフォローが発展途上なケースが非常に多いです。
私も偉そうに人のことは言えませんが、中小ベンチャーしか勤続経験のない方って、細かい所作等でどことなく…わかります。
例えばですが「お客様にこの文面はまずいでしょ」「これ先輩に対する言い方なの?」みたいなことがちらほらあったりします。(本人たちが悪いわけではない、教育体制の問題…)
もちろん大手経験者でもオイオイ!な人はいますが、割合に直すとファーストキャリアが大手か中小かでこの差は顕著に出てくるかなと。
中小ベンチャーだと、やりたいこととのズレがあった時に退職しか道がない(ケースが多い)
新卒の方で本当にやりたいことが見つかっている方って、ごくごく少数なのではないでしょうか。
かくいう井出は30代になってもやりたいことがころころ変わっていたりします。
中小・ベンチャーの場合事業部門のポジションが非常に少ない分、そのような「やりたいこととのズレ」が生じた時に、退職の道しかないケースもしばしばあります。
あとは昨今話題の「配属ガチャ」がありますが、もし相性の悪い配属・上席に当てられたとして大手企業だと部署異動ができるケースがありますが、中小の場合は異動できたとしても部分的で、相性の悪い方と完全に会わずに済むというのはほぼ無理だったりします。
他業種に転職する際に、大手企業だとブランド力になる
あと、将来的に「買取業界から他業種に転職したい」と言う場合に、大手じゃないと潰しが効かなくなる可能性が高いです。
特に、飽き性な方、将来的に他業種に行きたいと思う可能性があるなと感じたそこのあなた!
悪いことは言いません。「ファーストキャリアは大手に行きましょう」。
大手から中小への転職は楽勝ですが、逆は相当な努力が必要です。
特に他業種転職で中小から大手だとよっぽど実績を積むか、過去にその業界での勤務経験がない限りほぼ採用されません。(経験談。20代ならどうにかなるかもですが30超えると無理です)
ちなみに井出はどちらも経験(ITメガベンチャー→中小買取業界、中小買取業界→ITメガベンチャー)しましたが、全然全然全然ずぇんずぇん転職難易度が違います。
同業種で評価されるような実績も他業種の方からすると「これどういう実績なの?」って感じにもなったりするわけですよ…(これまた経験談)
こういう時に、大手のブランドは非常に役に立ったりします。極論、そんなに結果を出していなくても大手のブランドが助けてくれます。
今後買取業界と違うことがしたいかも?という新卒の方、悪いことは言わないよ。「大手に行った方がいい。」アラサーからの助言です笑
新卒で中小・ベンチャーが向いている人
ここまでで新卒で中小ベンチャー就職を非難するような書き方になってしまいましたが、それでも「僕・私は中小・ベンチャーに行きたいんだ!」という方もいると思います。
私としては新卒は大手に行くべき派ですが、新卒で中小・ベンチャーに行きたい人は、下記に該当していればお勧めします。
・副業をやっていて、本業(会社員の)収入を超えるくらいある
・変化することが楽しい、急激な変化に適応するのが早い
・クライシス・ピンチを超絶チャンスと捉え、「オラわくわくすっぞ!」と捉えられるポジティブ思考な方
・企業理念ややりたいことが完全に合致している
要はサバイバー気質な方ですね。自分というブランドが確立している人はベンチャーでも生きていけますし、初手がベンチャーでも大手への転職ができる可能性が高いです。
あと、新卒の方でベンチャーに行きたい方、絶対インターンはやった方がいいと思います。というか、「やってください」
インターンを経て、この会社に入りたいと思ったのであれば、その選択は間違っていないと思います。
個人的な見解:出世を狙うなら大手。独立・役員ポジションを狙うなら中小・ベンチャー
あと付け加えて個人的な見解を言うならば、いわゆるエリサラ(エリートサラリーマン)を狙うなら絶対大手に行ってください。
逆に将来独立を狙っていきたい!中間管理職をすっ飛ばして役員のポジションを狙っていきたいという方は中小ベンチャーが向いていると思います。
まとめ:ご自身にあった就職・転職活動を!
いかがでしたでしょうか!
なかなか過激なブログになってしまいましたが、就職・転職で失敗してほしくないなと思ったので書かせていただきました。
迷える方のお役に立てると嬉しいです…
それではまた次回٩( ‘ω’ )و