紳士靴で有名なブランドと言えば、ジョンロブ、オールデン、クロケットジョーンズ、ベルルッティなど有名なブランドが数多くありますが、エドワードグリーンはその中でも最高峰に位置するブランドではないでしょうか。
定価も20万円近いモデルが揃っており、気軽に購入できない格式の高いブランドです。
このエドワードグリーンについて中古での買取価格や高額買取店についてまとめましたので、査定に出す際は参考にしてみてください。
目次
エドワードグリーン買取おすすめ店3選
エドワードグリーンの買取で高額買取につながるおすすめ店舗をご紹介します。
各店舗それぞれに特色があり、ご自身で一番合うと思ったものをお選びいただければと思います。
retro
エドワードグリーンはもちろん高額買取しますが他にもジョンロブ、オールデン、クロケットジョーンズ等のレザーシューズ全般を高額買取する「retro」
メンズシューズはもちろんですがレディースのパンプスやスニーカーについても高額の買取価格が期待できます。エドワードグリーンに限らずシューズ全般を得意としていますので、もしシューズ(靴)を売りたいと思っているのでしたらretroがおすすめです。
【エドワードグリーン買取でretroが選ばれる理由】
retroは買取以外に委託販売を得意としています。
高額品については買取よりも委託販売の方がお得になるケースが多く、すべての価格がクリアになっているので買いたたかれる心配もありません。
例えば100,000円で販売する商品を買い取ったとして、買取だとおそらく50,000円~60,000円になりますが、委託販売でしたら80%返金するので80,000円を手にすることが可能です。
ただ、委託販売というのは商品が実際に売れてからお金が入ってきますのですぐにお金が入ってくる買取とは違ってきます。売れるまでの時間を不安に思うかもしれませんが人気商品であれば1週間程度、長くても1か月以内には売れる商品がほとんどですので早急にお金が必要でなければ委託販売はおすすめです。
さらに、retroは実店舗を持っておらず、主にインターネットから受付を行い宅配買取や出張買取を行っています。実店舗がないため人件費や店舗の維持費等がかからず、買取価格(ご返金額)に乗せることができ高額買取が可能です。
査定についてもLINE査定を行っているので、画像を送って買取金額の目安を手間なく知ることができます。
【retroのエドワードグリーン買取方法】
- 委託販売
- 宅配買取
- 持込買取
- 出張買取
- 電話査定
- LINE査定
クール・ヴェール
出典:クール・ヴェール
メンズのシューズやスーツ、バッグなどメンズアイテムに特化している「クール・ヴェール」
エドワードグリーンなどの高額商品はもちろんですが、レッドウィングやダナー、ホワイツなどのカジュアルアイテムも買取強化しています。メンズのアイテムをまとめて売りたい場合はクール・ヴェールがおすすめです。
【エドワードグリーン買取でクール・ヴェールが選ばれる理由】
クール・ヴェールも販売店を持っていないので、固定費がかからない部分を買取価格に反映することが可能です。
また、メンズのビジネスアイテムも強化してますので、スーツケースやスーツなどの買取も得意としています。
買取方法も、宅配買取、出張買取、持込買取と選ぶことが可能なので、ご自身のライフスタイルに合わせて買取方法を選ぶことが可能です。
お客様からの評判も良く、リピーターの方も多いので安心して任せられます。
【クール・ヴェールのエドワードグリーン買取方法】
- 宅配買取
- 持込買取
- 出張買取
- 電話査定
ADDICT
出典:ADDICT
ハイブランドからカジュアルブランドまでメンズブランドに特化して買取を行っている「ADDICT」
ただ、買い取るブランドにはこだわりがあり、厳選したブランドしか買取を行っておらず、それ以外のブランドは買取を行っていないという方針をとっています。買取ブランドを絞ることによって、より深くブランドの価値を知れるようになり、買取価格に反映しています。
【エドワードグリーン買取でADDICTが選ばれる理由】
買取るブランドを厳選しているので、対象ブランドで会った場合、しっかりと価値を見極めてくれます。
他店では安い評価だったものがADDICTでは高額になった、なんてこともあるようです。造詣が深くないと価値を見出すことはできません。
また、IT活用も積極的で人間がしなくてよいような単純作業はシステム化して業務の効率化をはかっており、コストが減った分買取価格に反映できる仕組みになっています。
【ADDICTのエドワードグリーン買取方法】
- 宅配買取
- 持込買取
- LINE査定
- 電話査定
ブランド買取業者に迷ったら
買取業者の比較記事がありますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ブランド買取業者を比較して分かった高く売れる10社
エドワードグリーン買取中古相場
エドワードグリーンを中古で買取してもらう時、大体どのくらいの価格になるのか買取価格相場を見ていきましょう。
定価を知っている分、中古の買取価格をイメージしておかないと売り時を逃してしまう可能性がありますのでご注意ください。
エドワードグリーン買取相場:オックスフォード
出典:EDWARD GREEN
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高額買取店:65,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
パンチドキャップトゥが特徴的なシューズ。
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高額買取店:60,000円
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定価:184,680円
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状態:Aランク
メダリオンやパーフォレーションのないフルブローグ。
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高額買取店:75,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
エドワードグリーンを代表するモデル。名作82ラスト。
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高額買取店:65,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
美しいセミブローグが特徴的なカドガン。定番202ラスト。
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高額買取店:75,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
エドワードグリーンの代表モデルチェルシー。どんな場面でも確約してくれる万能シューズ。
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高額買取店:60,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
インヴァーネスはウィングチップ部分が実際に貼り合わさっているのではなくイミテーションになっているモデル。
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高額買取店:60,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
フルブローグならではの飾りが楽しめるマルヴァーン。ダイナイトソールモデルも展開。
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高額買取店:55,000円
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定価:176,040円
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状態:Aランク
甲が低くなっており、クラシカルな雰囲気のモデル。
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高額買取店:65,000円
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定価:176,040円
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状態:Aランク
一枚革で作られるホールカットモデル。シンプルながらも高い技術力が求められるシューズ。
ダービー
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高額買取店:55,000円
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定価:-円
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状態:Aランク
ダイナイトソールがワイルドな印象。レザーソールに比べて馴染むのが早く、滑りにくいというメリットがある。
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高額買取店:75,000円
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定価:201,960円
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状態:Aランク
エドワードグリーンを代表するモデル。Uチップが美しいダービーシューズ。
モンク
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高額買取店:75,000円
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定価:176,040円
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状態:Aランク
ダブルモンクストラップがアクセントとなって、ジャケパンスタイルにマッチします。
ローファー
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高額買取店:60,000円
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定価:176,040円
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状態:Aランク
タッセルとサイドの編み込みが特徴のローファー。カジュアルに着こなせるアイテムです。
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高額買取店:60,000円
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定価:171,720円
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状態:Aランク
シンプルなコインローファー。尖りすぎずややトゥが丸みをおびているラストが使いやすいモデル。
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高額買取店:60,000円
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定価:176,040円
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状態:Aランク
エラスティックのセミブローグモデル。シューレースがない分シンプルでカジュアルに使える。
エドワードグリーンの買取時により高く査定してもらうために
エドワードグリーンを買取してもらう時に、出来れば少しでも高額になったほうが良いと思いますので、どのようにしたら査定額がアップするのか解説していきます。
日頃の心がけなどもありますので、見たらぜひ実践してみてください。
エドワードグリーン買取で高額査定その1:シューツリーに入れておく
履いていない時は常にシューツリーに入れておく癖をつけましょう。
もし持っていない場合は購入して必ず入れるようにしたほうが良いです。
ブランド純正のシューツリーですと木型いなってますので問題ありませんが、他ブランドのものの場合自分の靴に合うのか確認をしましょう。
レザーシューズを履くと履きジワというものができます。これは歩くという行為をする以上仕方がないものなのですが、曲がるところはいつも同じところなのでここから劣化がはじまってしまいます。
劣化とはここから破れてしまったり、シワ深くなってしまい戻らなくなってしまったりと査定金額にかなり響いてきます。
きちんとシューツリーを入れて伸ばし、劣化を防ぐようにしましょう。
毎日は履かない
シューツリーと同じ理由ですが、劣化を防ぐためです。
シューズは自身の体重と地面の間に挟まれていてかなりのダメージを受けています。また汗をかくのでレザーに大敵の水分も吸収してしまっています。
この状態で毎日履き続けてしまってはすぐに履きつぶしてしまいますので、必ず毎日履かずに2-3日休ませるようにしましょう。
最低3足、欲を言えば5足はローテーションさせたいです。
日頃のケアが大事
ダメージを負ったシューズは定期的にケアをしてあげましょう。
シューツリーに入れてておけば、シワの防止や水分から守り乾燥させやすくする作用はありますが、それだけでは十分ではありません。
革は生きていますので、定期的にしっかりと栄養をあげるようしてください。
ブラッシング→リムーバー→栄養クリーム→磨き上げ
最低でもこの作業を行って、終わったらシューツリーに入れ直射日光の当たらない風通しの良いところに保管しましょう。
箱、保存袋などの付属品
査定に出すときは、付属品が揃っていたほうが実際の買取価格が上がるというのと、査定士への印象もよくなります。また再販するときに売りやすいので少しのアップは期待できるかと思います。
付属品で一番査定額に関わってくるのはシューツリーです。純正のシューツリーでないとあまり価値はありませんのでエドワードグリーンのシューツリーがある方はぜひ一緒に査定に持って行ってください。
定価20,000円以上しますので査定額でも2,000円~3,000円のアップは見込めるかと思います。
他には箱、保存袋がありますが、あれば出したが方が良いと思います。きれいな状態であればいくらか査定額のアップは期待できると思います。
もし、汚いようでしたら逆に出さないほうが良いです。付属品としての価値がないので逆に印象が悪くなってしまいます。
エドワードグリーンの修理は必ずエドワードグリーンで
靴ですから、履いているうちに壊れてしまうこともあると思います。
革靴でダメージが出やすいのは
- ヒール
- トゥ
- 履き口
ヒールとトゥに関しては地面との接地面なのである程度仕方のない部分です。削れたり割れたりしてしまいますので、修理が必要になることもあると思います。
履き口に関しては、靴を履くときにしっかりとシューホーン(靴べら)を使用していれば劣化の度合いは遅くなりますが、使わないとスレて変形またはほつれたりしてしまいます。
ほつれ程度なら修正はできると思いますが、履き口はアッパー部分なので修理ができない場合もあります。
エドワードグリーンは高額なシューズブランドです。修理を出すときにはブランドに出すようにしましょう。
使っている素材や技術なども確かなものですし、何より中古で売ろうと思った時にブランド純正の素材が使われていない場合や仕上がりが雑になってしまうと買取価格に大きく影響してきてしまいます。
ブランド純正の部品や素材でない場合は修理した部分が「社外品」とされてしまいますので注意が必要です。
エドワードグリーンは定価が上がり続けている!?
ただでさえ定価の高いエドワードグリーンですが、実は定価が上がり続けているようです…。
2011年
チェルシー:約129,000円から約130,000円へ
ドーバー:約137,000円から約141,000円へ
2015年
チェルシー:約145,000円から約157,000円へ
ドーバー:約170,000円から約183,000円へ
2018年
チェルシー:約164,000円から約171,000円へ
ドーバー:約192,000円から約201,000円へ
各年代の間にも値上げは行われていましたが、目立つ値上げはこの3つの年かと思います。
こちらの価格は日本での正規価格ですが、人件費や材料の高騰、為替の変動などが価格高騰の主な要因です。
エドワードグリーンの買取で利益を出す方法
エドワードグリーンはとても良い靴ですが、その分お値段もかなりお高いです。
買取に出す際は少しでも利益が出たりしたらうれしいです。中古になると利益は難しいかもしれませんが、新品であれば利益が出せそうです。
少しでも安く買えた方が利益につながりますので、安く手に入れる方法はないかと探してみました。
ファクトリーショップで購入
ファクトリーショップというのをご存知でしょうか。
ブランド製造工場にあるショップのことですが、これがめちゃくちゃ安い。
ただ安いのにも理由があって、「製品として販売できる仕上がりにならなかったもの」が安く販売されています。
製品として販売できる仕上がりではない、といっても基本的にはそこまで気にするほどのものではなく、よく見ると確かに違うというレベルですが、普通に履こうと思っている場合は問題ないレベルだと思います。
サイズがなかったり、買いたかったモデルがないといったことはありえますので、そこは運もあるでしょう。
大体が7万円~10万円くらいですので、日本のブティックで買うよりもかなり安いです。
リユースショップで買う
エドワードグリーンはリユースショップやリサイクルショップで購入するのも一つの手です。
中古にはなってしまいますが、中には未使用品並みにきれいな商品もありますし、中古品なので状態にもよりますが新品で購入するよりもだいぶ安い価格で購入することができます。
やはりこれも運があるので、自分に合ったサイズの欲しいモデルが、納得のいく状態や価格で売られていればかなりお得と言えるでしょう。
エドワードグリーンのこだわり
エドワードグリーンにはいくつか他のレザーシューズとは違った部分があります。
昔からの名残であったり技術力の高さをうかがえるものであったりと、エドワードグリーンならではのこだわりが隠されています。
スワンネック
画像を見ていただければわかるとおりに、鳩目の外側部分のステッチの形が右と左では違っていることが確認できると思います。
左側は通常のレザーシューズに見られるステッチで、足首部分から足の甲部分へ緩やかなカーブを描いて下降していくものがよく見るデザインです。
対してスワンネックは一番下の鳩目部分に差し掛かると、鋭く曲がって足の側面の方へ下降していきます。
これは紳士靴はブーツが主流であった時代の流れをくんでいる影響です。
ここを見てスワンネックと気づけたらかなりの通です。
ダブルステッチ
他のシューズブランドでもダブルステッチは見受けられます。
ただ、このステッチの技術の差は二本のステッチの幅が狭ければ狭いほど技術力が高いという表れでもあります。
とりわけエドワードグリーンはステッチ幅も狭く技術力はかなり高いということになります。
そんなに注目されるところではありませんが、こういった細かいディテールにまでこだわって、抜け目のない技術力が耐久性や極上の履き心地を生んでいる要因です。
エドワードグリーンのロゴの変化
エドワードグリーンはブランドロゴが結構変わっています。
旧ロゴ、新ロゴなどと呼ばれていたりしますが、ブランドロゴの変化と特徴を見ていきましょう。
これを覚えていれば大体どの年代のシューズかわかります。
【特徴】
- ゴールドの四角で囲われている
- 「BOOTSMAKER」と記載されている
- 「MADE BY」と記載されているものは80年代ごろでさらに古い
【特徴】
- 横長のロゴになっている
- 型押しになっている
- 「SHOEMAKER」と記載されている
【特徴】
- 正方形にデザインされている
- 型押しになっている
- 「SHOEMAKER」と記載されている
エドワードグリーンは独立したブランド
エドワードグリーンと並び、比較されるブランドとしてジョンロブがあげられます。
ジョンロブは元々は独立したブランドだったのですが、素晴らしい製品ゆえにコストがかかりすぎるため1970年代に業績不振に陥り、エルメスに買収されました。
ただ、買収されたのはパリのブティックでロンドンのビスポーク専門店は引き続きジョンロブのビスポーク専門店として存続しており、パリとロンドンでは経営が全くの別物になっています。
このジョンロブ、エルメスはエドワードグリーンと深くかかわっています。
エドワードグリーンはラルフローレンやブルックスブラザーズなどの有名ブランドのOEM生産を請け負うことで、下がった業績をV字回復させました。
そして、エルメス傘下のジョンロブまでもがエドワードグリーンに靴の生産を依頼するようになり、その仕上がりに驚いたエルメスがエドワードグリーンに買収の話を持ち掛けます。
エドワードグリーンにとってフランス進出は願ってもないチャンスであったため、エルメスと手を組むことを決めますが結局フランス進出はかなわなかったのです。
それだけではなく会社を売却しなければいけない状況に追い込まれてしまい、工場と木型のすべてをエルメスに持っていかれてしまいました。エドワードグリーンを代表する202ラストも使用できなくなってしまいます。
この時にエルメスが手に入れが工場がジョンロブの工場として現在も稼働しています。
しかし、エドワードグリーンは2004年にトニーガジアーノがデザイナーに就任し、高級イギリス製革靴として復活を遂げます。
かつてエドワードグリーンを支えていた職人たちが再集結し、202ラストも新型として復活を果たし、長く履くことの出来る耐久性の高い「グッドイヤーウェルト製法」を用いて、品質重視の少量生産を行いブランドとしての地位をゆるぎないものとしました。
エドワードグリーン買取のまとめ
エドワードグリーンはジョンロブやエルメスといった最高級のブランドとも切っても切り離せない関係を築いていました。
最高級の靴を履く喜びは何にも変えられないものがありますが、もし中古で手放すときでも少しでも高額で売却できるように出来る限りのことはしたいものです。
直接買取店を持ち込むのも良いですが、LINE査定などもありますのでまずは画像を送って大体の買取金額の目安を確認しておくのも手間がかからず便利な方法です。