スイス国内唯一の画材・高級筆記具ブランドである、カランダッシュ(Caran d’Ache)。日本では主に、万年筆、ボールペン、シャープペンシル、色鉛筆といった筆記具を中心に展開しています。
100年以上続く伝統を大切にしつつも、ハイテクノロジーなど常に新しいものを取り入れたアイテムで、優れたクオリティとデザインが世界中から高く評価されています。
贈り物としても喜ばれるカランダッシュのアイテムですが、中古品を買取に出した場合、どのくらいの金額で買い取ってもらえるのでしょうか。
万年筆、ボールペーン、シャープペンシル、色鉛筆の買取価格相場と、高額買取されやすいポイントをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみていただければと思います。
目次
カランダッシュのおすすめ買取専門店3選
カランダッシュの買取で高額査定をしてくれるおすすめの買取店をご紹介いたします。
買取方法や場所等、それぞれ特色がありますので自分に合った方法で買取を依頼してみてください。
カランダッシュ買取おすすめ店1:retro.jp
出典:retro.jp
retroは東京・渋谷にある買取専門店です。特に、ルイヴィトンやシャネル、エルメスなどラグジュアリーブランドのバッグやシューズ、小物類の鑑定には定評があります。
retroでは買取方法を「通常買取」と「委託販売」の2つから選ぶことができます。
■通常買取
査定したアイテムを、その場ですぐに買い取る方法です。即現金化できるというメリットがある一方、お店側としては「売れるかわからないアイテムを買い取る」ことになるため、買取額が低めに設定されることが多いようです。
■委託販売
お客様のアイテムをretroが預かり、代理で販売する方法です。すぐに現金化できないものの、売れた金額の最大90%が返金されるため、通常買取よりも買取額が高くなる傾向にあります。
おすすめは、委託販売です。すぐに現金化できないといっても、たいていは1ヶ月程度で売れます。万が一、売れなかったり、販売期間中に相場が下がっても最初に提示された買取金額で買い取ってくれる「買取保証オプション」がついているので安心です。
いきなり委託販売をお願いするのが心配であれば、LINEの無料査定を使ってみてください。通常買取と委託販売の両方の買取額を提示してくれるので、金額を見てどちらにするか決められます。
キングダムノート
出典:キングダムノート
万年筆・筆記具の専門店で、通販サイトでは新品と中古の両方を取り扱っています。店頭や宅配での買取も行っていますが、おすすめは「ワンプライス買取」です。
ワンプライス買取とは、サイトに掲載されている買取金額表で買取をしてもらう方法のこと。申し込みをして送るだけなので、金額の交渉をしたり承認をするといった手続きがなく、簡単に売ることができます。
カランダッシュもワンプライス買取の対象ブランドになっていますので、買取金額表を見て、他と比較してみるのもいいかもしれません。
万年筆専門館
出典:万年筆専門館
買取店のフランチャイズ展開をしている「買蔵」の店舗のひとつで、名前の通り、万年筆の買取に強みを持つ専門店です。
「本物かどうか、傷がないか、実物を確かめて購入したい」という方に対して、店舗で丁寧に説明をして販売力を高めることで、高額買取を実現しています。
ブランド買取業者に迷ったら
買取業者の比較記事がありますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ブランド買取業者を比較して分かった高く売れる10社
高額買取になるカランダッシュのポイント
保証書や付属品を一緒に査定に出す
出典:INHERITPEN
購入時の保証書やギャランティーカードは、かならず保存しておき、査定時に一緒に出すようにしてください。
真贋の鑑定に必要というよりは、保証書があることで、修理やアフターメンテナンスなどのサービスが受けられるという点が、査定ではプラスになります。
保証書のほか、インク、替えのペン先、ケースといった付属品も一緒に出すと、さらに査定額がアップします。
限定品である
出典:OPENERS
数量限定、日本限定といった「限定」のアイテムは、コレクターやファンなど探している人がたくさんいます。なお、数が少ないアイテムほど、高額で買取される傾向にあります。
ペン先や本体に貴金属が使われている
出典:楽天
ペン先や本体に金やプラチナなどの貴金属が使われている方が、買取額が高くなります。
万年筆のペン先には14金や18金が多く使われており、「K14」「K18」といった刻印がされています。一方、金メッキや金張りが使われている場合はK14の後に「GP」や「GF」といった刻印がされており、こちらの場合は買取額が下がる傾向にあります。
カランダッシュの万年筆は18金を使用したものが多いですが、一部、使われていないコレクションもあるので、購入時に確認してみるといいでしょう。
きれいな状態が保たれている
出典:逸品の小部屋
傷や汚れがないきれいな状態の方が、査定時の心象も良く、買い手がつきやすくなります。傷はどうしようもないこともありますが、汚れはやわらかい布などでしっかりと拭き取ってから査定に出すようにしてください。
カランダッシュのアイテムの場合、説明書にお手入れやメンテナンス方法が書かれていますので、説明書を参考にお手入れをしておくと、長くいい状態を保つことができます。
なお、万年筆はペン先が折れてしまっていても修理が可能であれば、買い取ってもらえますので、一度、専門店に相談してみてください。
ただし、ペン先が折れている状態だと修理費用を差し引かれてしまい、査定額が大幅に下がってしまいます。そのため、まずはカランダッシュのカスタマーサポートに問い合わせてみることをおすすめします。
修理する箇所によっては無償で対応してもらえるので、一度、商品を送ってみて、専門家に見てもらうのがベストです。
人気のコレクション&モデルである
カランダッシュの中でも人気のあるコレクションやモデルは、高額で買い取ってもらえるケースが多いです。ここでは日本で人気のコレクションやモデルを4つ、ご紹介いたします。
アルケミクス
出典:カランダッシュ公式サイト
・ペンのボディをつくるもととなるアルミニウムの「AI」
・起源とスイスメイドのクオリティを強調する「CH」
・職人の情熱をあらわす「Em」
・自分らしい個性やカスタマイズをあらわす「iX」
という元素の融合から生まれたのが、アルケミクスです。
一見シンプルでありながら、ナチュラル、クラシック、スポーティーなモチーフが見事に融合したデザインが特徴。ビジネスシーンをスタイリッシュに彩ってくれます。
エクリドール ベネシアン
1947年の誕生以来、美しくシャープなフォルムで人々を魅了してきた、エクリドールコレクション。その中でもベネシアンは、1978年から1998年にかけて生産され、圧倒的な人気を集めたモデルです。
ボディには不規則な凹凸が刻まれ、陽の光に輝くベネチアの海を思わせる美しい仕上がりにで、持つ人の手を美しく見せてくれます。
なお、2009年に復刻版が500個限定で発売(日本国内のみ)された時には、即完売してしまったそうです。
バリアス
出典:カランダッシュ公式サイト
カランダッシュのアイコンといえるコレクションで、希少な天然素材やハイテク素材をボディに贅沢に用いています。
技術の進化や時代に合わせて常に変化し続けていることが、バリアスコレクションの魅力をより高めています。
万年筆の買取について
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カランダッシュ買取のまとめ
カランダッシュの万年筆やボールペンは、贈り物としていただくことも多いと思います。
もし、自分の好みと違ったり、使う予定がないのであれば、いたずらに開けてみたり、使ってみるのではなく、すぐに買取に出すのがおすすめです。新品に近い状態で、新しいモデルのものほど、高く売れる傾向にあります。
一方、愛用していた万年筆やボールペンを買取に出す際には、きれいにしておくことと、付属品を一緒に出すことをお忘れなく。万年筆の場合は、ペン先だけでも買い取ってもらえたり、限定品は付加価値がつくこともありますので、ぜひ一度、買取専門店に相談してみてください。