文字を書くとき、皆さんは万年筆派ですか?ボールペン派でしょうか。
大半の方がボールペンと答えると思いますが、万年筆で書かれる方も一定数いることでしょう。
万年筆は実用的な部分もありますが、どちらかというと嗜好品の部類に入ります。高級なものも多く、数万円~数十万円、中には数百万円するなんてものもあります。
中古の万年筆を売るの際におすすめの買取店と少しでも高額買取に買取してもらうコツについてご紹介します。
目次
万年筆のおすすめ買取店
高級万年筆は中古市場でも非常に人気が高いので、高額買取が期待できます。
万年筆にも高くなるものと安くなるものがあるので、ペン先の素材やブランド、モデルによって買取価格が変わってきますが、特に高額買取になるのは「作家シリーズ」と呼ばれるものです。
他にもコラボアイテムなど希少なものは高額になります。
信頼できる買取店へ査定に出さないと価値を見分けられない可能性があります。ここではおすすめの買取店をご紹介いたします。
キングダムノート
出典:キングダムノート
キングダムノートは万年筆や筆記用具の買取専門店です。買取に力を入れているのはもちろんのこと、販売にも対応しているので万年筆のインクや入荷した中古筆記用具の購入も可能です。
キングダムノートを運営している企業は「syuppin」という東証一部上場企業なので、「大切にしてきた筆記用具だからこそ、実績ある買取店に依頼したい」とお考えの方でも安心して利用いただけます。
syuppinはキングダムノートだけでなく、カメラ・レンズの買取専門店「マップカメラ」や、新品や中古の時計を扱う買取専門店「GMT」などがあり、買取業界にも精通しています。
特にキングダムノートでは、万年筆ブランドで人気のモンブランやペリカンといった万年筆は強化買取中で中には30,000円を超えるものもあります。
また、キングダムノートではワンプライス買取というシステムがあり、公式サイトで値段が決められている商品については、査定なしでも買取可能で商品品質の違いによる減額もありません。
即現金化できるので、すぐにでも売ってお金にしたいと考えている方はワンプライス買取の利用をオススメします。
【おすすめポイントまとめ】
・スピーディーに買取できるワンプライス買取が利用できる
・上場企業が運営する買取業者だから安心
【買取方法】
・宅配買取
・店頭買取
retro
出典:retro.jp
retroではブランドバッグ、アパレルの他にジュエリーや高級筆記具の買取も行っております。
商品の状態や、ペン先の素材、インクがブランド純正のものかどうかまで見て査定を行います。
また、店舗を構えていないので通常発生するような店舗にかかる固定費を買取価格に反映することで、高額買取を実現しており、ステーショナリー系の知識が豊富なバイヤーが、希少アイテムかどうか、どの時代の作家シリーズか見極めて買取価格を提示してくれます。
買取可能品目が多いので、ブランドバッグやジュエリーなどをお持ちの場合は一緒に査定することも可能なので、もし買取を依頼したいものがあれば一緒に出すことをお勧めします。
LINE査定を行っていますので、実際に買取に出す前におおよその買取価格を知ることができます。まずは価格だけ聞いてみるということも可能です。
【おすすめポイントまとめ】
・LINE査定を行っている
・知識豊富なバイヤーが対応してくれる
・店舗がない分買取価格が高額になる
【買取方法】
宅配買取
店頭買取
出張買取
万年筆を少しでも高額買取してもらうコツ
万年筆の買取で少しでも査定金額を高くしてもらうために、いくつかやっておいた方が良いこと、安くなってしまう理由をご紹介いたします。
中古の買取はプレミアなどの付加価値がつかない限り、基本的に購入した価格よりも安くなってしまいます。そこで少しでも金額を上げるためには購入時の状態に近づけることです。
イレギュラーな場合もありますが、そこを理解していると損をしにくくなります。
付属品も一緒に査定する
万年筆の買取で一番買取金額に影響すると言っても過言ではない、付属品です。
万年筆の付属品には、
- 箱
- 保存袋
- 説明書
主には上記の三つですが、限定品の場合は冊子であったりCDやギャランティーカードなどが付属している商品もあります。
購入した時の状態に近づけることが高額買取の近道です。
きれいに保つ
万年筆の買取に限らず、商品をきれいに保つことは高額買取につながる条件の一つです。
汚れているとマイナスになってしまうので、今よりも汚れたり傷をつけたりしないようにしましょう。
これは万年筆本体だけではなく、付属の箱、説明書、冊子、ギャランティーカードすべてにいえることです。
汚れてしまうと買取価格は低くなります。拭き取れるような汚れであれば拭き取り、査定に出すまでは箱に入れてしまっておくのも一つの手です。
中身も純正である必要がある
インクカートリッジなどの中身はブランドの純正であることが、高額になります。
社外品でも書く上では問題がないのですが、ブランド純正の方が再販がしやすく、売る金額も社外よりも高くなるため純正である方が望ましいです。
純正の方がトラブルも少なく信頼性も高いです。
ネーム入りは安くなる
万年筆の買取でどうしても上記2つを満たしていても、安くなってしまうものがあります。
それはネーム入りであるということです。記念品やプレゼントでもらうことがあるかと思いますが、ネーム入りですとどうしても再販する金額が安くなってしまいます。
金やプラチナのアクセサリーであればネーム入りであっても素材としての価値でみるので買取金額はさほど変化しないのですが、万年筆は製品としての価値が問われますので、ネームを消すにしても消した跡が残ってしまいますので価値が下がってしまいます。
万年筆買取で査定士がチェックするポイント
万年筆の買取で査定士が必ずチェックするポイントがあります。
それがペン先です。ブランド価値や状態の次にペン先の素材の違いで価値が変わってきます。
ペン先が18K
一番価値が高いのは18Kです。750と表示されている場合もありますが、どちらも同じ意味の18金です。
金の純度が高く、価値が高いので各ブランドも上位モ、価格の高いモデルに使用している場合が多いです。
ペン先が14K
次に価値があるのが14Kです。
金の純度は18金には劣りますが、14金なのでこちらも高価格帯のモデルに使われることが多いです。
ペン先がステンレス
14金でも18金でもない場合はステンレスが使われている場合が多いです。
ステンレスは金よりも腐食しやすいというデメリットはありますが、価格が安く調達がしやすいため量産が可能となります。
中にはメッキを施しているモデルもありますが、数万円するようなモデルは基本金が使われていて、安価なモデルにはステンレスが使われています。
ボールペンよりも万年筆の方が高額になる
万年筆とボールペンは好みによって分かれると思いますが、基本的に同じブランドの同じモデルであった場合は万年筆の方が高額になるケースが多いです。
ペン先に金を使っていることが多く、ここがコストの違いとなって価格に反映されてきます。
原価の半分近くはペン先に使われていると言われるほどです。
モンブランには幻のブルースカイカラーがあった
出典:リサイクル通信
国際連合が創立50周年を迎えた際に記念として作られたモデルで世界に10本とないようです。
本数が少ない理由としては国連がモンブランに製作を依頼したのですが、途中で白紙となり試作品として現存しているのが10本程度ということです。
日本には2本しかないようでかなり希少性の高いモデルと言えます。
万年筆の専門店である「ペンクラスター」さんでは800,000円で販売がされています。
【Q&A】万年筆の買取に関する疑問点
汚れがあるものや古いアイテムでも買取してもらえるのか、買取してもらうにはどんな物が必要なのかなど、万年筆を買取してもらう際によくある疑問にお答えします。
保証書がなくても買取できますか?
保証書(ギャランティーカード)がなくても買取は可能ですが、買取価格が大幅に下がってしまう可能性が高いです。
しかしギャランティカードがないからと言って買取を断られることは滅多にないですし、なくてもプロの査定員は本物かどうかを判断することができます。
汚れや傷があるアイテムでも買取できますか?
ほとんどの買取店では、多少の汚れや傷がある商品でも買取をしています。
買取店では修復やクリーニングをした後に中古品として販売することが多いので、修復のしようがないほどのダメージや汚れがあるものは買取を断られることもあります。
不安な場合は、どの程度のダメージや汚れまでなら買取が可能か、事前に買取店に問い合わせてみることをおすすめします。
汚れや傷があると、その分買取価格が下がってしまうことは覚悟しておきましょう。
古いアイテムでも買取できますか?
古い万年筆でも買取可能です。
状態とデザイン、書けるのかどうか、中身がブランド純正かどうかなどが査定対象となります。
買取の際に必要なものを教えてください
東京都の古物営業法で、買取業者が買取をする際には相手の身分証を確認するのが決まりとなっています。
買取店で買取をしてもらう時は身分証明書の提示を求められるので、以下のような身分証を必ず用意しておきましょう。
・運転経歴証明書
・パスポート
・住民基本台帳カード
・健康保険証
・在留カード
・特別永住者証明書
・個人番号カード
宅配買取の場合も同様で、身分を証明する書類のコピーをご同梱するよう求められます。
まとめ
万年筆は嗜好品としても人気があり、コレクションする方もいるほどです。高級なものになるとお家が立ってしまうくらい高額なものもあります。
ブランドやモデル、希少性、状態などその万年筆の価値がわかる店舗へ買取に出したほうが良いので、是非記事をご参考にしていただき納得のいく買取をしてもらうようにしましょう。