デュポン(S.T.DUPONT)といえば、独特の「ピーン」という開閉音のライターが有名ですが、実は、創業時は皮革製品で名を馳せたブランドです。
デュポンのトラベルケースやトランクは、ナポレオン3世やエリザベス王女(後のエリザベス女王2世)などヨーロッパの王族や、ハンフリー・ボガードやオードリー・ヘップバーンなどハリウッドスターをはじめ、世界の名だたるセレブが愛用していました。
この記事では、主にライターに絞ってデュポンのおすすめ買取店と少しでも高く売るためのコツをご紹介していきます。
目次
デュポンのおすすめ買取店
デュポンのライターは種類も豊富で、価値のあるライターとそうでないライターがあるので、人気・トレンドをしっかり把握している買取店に査定依頼することが大事です。
適正な買取価格を提示してくれるデュポンのおすすめ取店をご紹介します。
retro
出典:retro.jp
retro.jpは東京・渋谷にあるブランド買取業者です。運営元は株式会社retroで、買取業務を専門に行なっており、高い査定力、高額買取が魅力の業者です。
イニシャルが入っている、着火できない、大きめの傷がある場合などでも買取に対応してくれますので、「他店では買取を断られたアイテム」でも、一度retro.jpに買取査定を依頼してみるといいでしょう。
実店舗は構えていませんが、渋谷駅から徒歩数分のところにある本社で対面での買取にも対応しています。店舗家賃や在庫管理といった余分なコストを削減することにより粗利率を35%、買取金額はだいたい売価の半値で提示しており、かなり高額買取をしていると言えるでしょう。
また、retro.jpならではの買取方法としてお客様から預かった商品を代わりに販売し、買取金額の70%以上を返金する「委託販売」があります。
委託販売では基本的に買取するよりも高い返金が期待できるのが魅力ですが、選ばれている主な理由は売れた金額と返金する金額が明らかなところです。
通常は買取が成立したらそのあといくらで売られているかまで調べませんし、わからないことが多いと思いますが中にはかなり高額で販売している場合もあり、売った方が損をしてしまうケースもあります。委託販売では「いくらで売れて」、「いくら返金されて」、「いくらretroへ支払っているか」が一目瞭然です。販売金額に応じで返金する割合も事前にご提示しているので損をすることなく安心して取引が出来ます。
査定方法は、スマホで写真を送るだけのLINE査定や、Zoomを通してのビデオ査定があります。今までの取引履歴ややり取りの履歴も残っていますのでカスタマーサポートも充実しており、リピート時もスムーズに対応することが可能です。
コメ兵
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出典:コメ兵

コメ兵は、株式会社コメ兵が運営するブランド買取店です。
創業70年を誇る老舗買取店コメ兵は、年間18万件の商品を査定しています。売上高は400億を超え、中古ブランド買取として最大級のシェアを誇るため買取初心者の方でも安心して利用できます。
数多くのブランド品売買を行っているコメ兵は、店舗での販売に加えて自社のオンラインショップも保有し、豊富なブランド品の買取相場のデータベースを持っています。そのため、適正価格ではない値段で安く買い取られるといったことがないので高価買取も狙いやすいです。
また、メンズ・レディースを問わず多くのブランド品を扱っており、ジュエリー、時計、カメラ、楽器など取り扱いジャンルも豊富です。
宅配買取はウェブから簡単に申し込み出来て、無料宅配キットに商品を詰めて送るだけで簡単に査定してもらえるので普段なかなか店舗に出向く時間がない方におすすめです。

エコスタイル
出典:エコスタイル
エコスタイルは、ブランドアパレルの買取を得意とする買取業者で、取り扱いブランドは20,000以上です。
リユース営業士、遺品整理士、生前整理アドバイザー、整理収納アドバイザー、終活カウンセラーなど有資格者が多数在籍しており、各カテゴリに専任担当者がいるので専門知識のある査定員に査定してもらえます。
エコスタイルは買取可能な品目が多様で、ライターはもちろん、ボールペンや万年筆などの筆記具、財布、バッグなどの買取実績も豊富です。
傷や打痕があるライターでも買取可能なので、難ありのアイテムでも一度査定してもらうのがいいでしょう。
デュポンは個数限定で生産された希少モデルが多く、中古市場での需要が多い限定モデルはエコスタイルでも高価買取の対象となっています。
デュポンのライターや筆記具以外にも、洋服・スーツ・バッグ・時計・ジュエリー・貴金属・食器など幅広いジャンルの買取をしているので不要なものがあれば一緒に査定してもらうのがおすすめです。
デュポンを少しでも高額買取してもらうコツ
デュポンの買取では特にライターの買取依頼が多いのですが、高額査定につなげるコツをお伝えします。
商品の状態や人気、相場によって価格は左右されますが、余計にマイナスになったら損ですのでしっかりと確認しておきましょう。
着火できる状態にしておく
出典:CIGAR NAVI
ライターを売るときに一番大きく買取額を左右するのが、着火できるかどうかです。長く使っていなかったライターは、査定に出す前にガスやオイルを充填してみて、正常に動くかどうかを確認することが必要です。
着火しない場合には、主に2つの原因が考えられます。
ひとつは、ライター本体が冷えていること。この場合は、手のひらで少し温めるだけで、着火します。
もうひとつが、ガス管が詰まっている、ガス漏れしている、着火機構が故障しているケース。以下に当てはまるとジャンク品(故障品)として買い取ってくれない可能性もあるので、修理が必要です。
- 火元に近づけても火がつかない
- 火口の入り口で火花が飛んでいない
修理をする場合は、正規店のアフターサービスを利用するようにしましょう。
デュポン以外で修理をした場合、保証を受けられなくなってしまう可能性があります。
なお、無償で保証される期間は2年間で、使用や保管状態が悪いと対象外になってしまうことがありますので、購入後すぐに下記のアフターサービスページを一読した上で、メンテナンス方法などもマスターしておくのがベストです。
保証書やケースを一緒に出す
購入時についてきた保証書やケース(外箱)、ガスなどの付属品を一緒に査定に出すと、買取金額が上がる可能性があります。
特にケースは、邪魔だからといった理由で捨ててしまう人が多いようですが、きれいな状態で保存しておくと見栄えもよく、鑑定士の心象が良くなります。
きれいにしておく
出典:スマイルサンタ
デュポンのライターは中身のメンテナンスも大事ですが、見た目の輝きも重要です。査定に出す前には、ガスや機構部分の清掃をするだけでなく、外側を磨いておくことで、高額買取の可能性がアップします。
お手入れ方法はいたってシンプルです。スプレーやクリームなど溶剤を使わず、柔らかい布で全体を優しく磨くだけ。銀メッキのライターは使っているうちに黒ずんできてしまうこともありますが、銀メッキ専用(シルバー磨き)の布をで磨くだけで、見違えるようにきれいになります。
デュポンライターの本物と偽物の見分け方
デュポンのライターは人気のあるアイテムですので、偽物の存在も無視できません。
買取に出したけど買取を断られた、偽物かもしれない…といったことを買取に出す前に解消しておきましょう。
偽物と本物の特徴を記載しましたのでご自身のデュポンと見比べてみてください。
開閉音が違う
デュポンのライターは「ピーン」という開閉音が有名ですが、あまりにもはっきりとした音の場合は、偽物の可能性が高いです。
偽物の「キーン」という高音に対して、本物は少し低い音で「ピーン」という澄み切った音がします。とはいっても、これだけではなかなか真贋はわからないため、ほかの要素と組み合わせて判断します。
重さが違う
本物に比べて、偽物の方が重い傾向にあります。
たとえば正規品のライン2は110g前後です。
一方、偽物は140g前後あるものが多く出回っているようです。
正規品の場合、公式サイトに重さが記載されていますので、少しでも怪しいと感じたら、重さを確認するようにしてください。
底にあるシリアルナンバー
本物のデュポンライターは、職人さんが一つひとつシリアルナンバーを手で刻んでいます。
そのため、打刻が不揃いで小さいことが特徴です。
以下の場合には、偽物である可能性が高いため、注意が必要です。
・シリアルナンバーの最初に「4FK」の文字がある
(ひと昔前に、海外で大量生産された偽物のデュポンライターとして有名)
・刻印がはっきりしていて、きれいに整っている
・フォントが大きい
下記の写真の上が本物、下が偽物です。
出典:いらっしゃい店
ガス注入口の裏蓋
本物のデュポンライターのガス注入口の裏蓋は、対応するガスと同じ色で塗られています。
たとえば、
ライン2:ゴールド
ギャッツビー:グリーン
…といった感じで、コレクションごとに色が分けられています。
下記の写真の左が本物で、右が偽物です。
出典:いらっしゃい店
偽物の場合には、裏蓋のペイントがありません。
ただし、本物でも以下の場合には色が塗られていないため、ほかの項目と合わせて真贋を判断することが必要です。
・ライン2で1977年〜1979年に生産されたモデル
・ラインDで本体が金色のモデル
・購入後に裏蓋を交換した場合
ローラーの作り
本物が精巧に作られているのに対して、偽物はかなり雑な作りや仕上げになっています。特に違いがでやすいのが、ローラーのギザギザになっている部分です。
本物:
山と谷がはっきりとわかる作りで、仕上げが丁寧
偽物:
山状にカットされていない、山と谷の部分の仕上げが丸くなっている
【Q&A】デュポンの買取に関する疑問点
汚れがあるものや古いアイテムでも買取してもらえるのか、着火しないライターでも買取してもらえるのか、また買取してもらうにはどんな物が必要なのかなど、デュポン買取の際によくある疑問にお答えします。
保証書がなくても買取できますか?
デュポンのライターには保証書(ギャランティーカード)がギャランティカードが付属します。
ギャランティーカードがなくても買取は可能ですが、買取価格が大幅に下がってしまう可能性が高いです。
しかしギャランティカードがないからと言って買取を断られることは滅多にないですし、なくてもプロの査定員は本物かどうかを判断することができます。
汚れや傷があるアイテムでも買取できますか?
ほとんどの買取店では、多少の汚れや傷がある商品でも買取をしています。
買取店では修復やクリーニングをした後に中古品として販売することが多いので、修復のしようがないほどのダメージや汚れがあるものは買取を断られることもあります。
ただ、ライターの場合は修復やクリーニングは難しいのでちょっとした汚れを取り除くといったことになるかと思います。
汚れや傷があると、その分買取価格が下がってしまうことは覚悟しておきましょう。
古いアイテムでも買取できますか?
古いアイテムでも買取は可能です。
確認しておかなければいけないのは着火するかどうかです。着火するとしないでは買取価格に大きな差が出てきます。
また、古くてダメージが大きい場合は買取を断られるケースもあります。
買取の際に必要なものを教えてください
東京都の古物営業法で、買取業者が買取をする際には相手の身分証を確認するのが決まりとなっています。
買取店で買取をしてもらう時は身分証明書の提示を求められるので、以下のような身分証を必ず用意しておきましょう。
・運転経歴証明書
・パスポート
・住民基本台帳カード
・健康保険証
・在留カード
・特別永住者証明書
・個人番号カード
宅配買取の場合も同様で、身分を証明する書類のコピーをご同梱するよう求められます。
まとめ
王族やハリウッドスターをはじめ、数多くのセレブに愛され続けるデュポンのライターは、世界中に熱烈なファンやコレクターがいて、中古買取市場でも人気です。
特に、限定品やコラボ商品は希少価値が高く、高額買取が期待できますが、そうでない場合も、きれいな状態を保っておくだけで高く買い取ってもらえる可能性が高まります。
なおデュポンのライターは、古くてもきちんと火がつけば買い取ってもらえることが多いので、諦めずにまずは査定に出してみることをおすすめします。