1999年の6月に「家庭用エンターテイメントロボ」として登場し、空前の大ヒットを生み出した「AIBO」
人工知能を搭載したペットロボットは、まさに近未来を象徴するような存在となり、当時の人々に強烈なインパクトを与えました。
ただの愛玩用のおもちゃとしてではなく、人間の「相棒(アイボ)」として生まれたAIBOは登場以降も進化し続け、様々なシリーズを展開していきました。
そんなAIBOですが、実は現在においても非常に人気があり、中古市場でも高値で取引されているのです。
以降で、AIBOの買取価格の相場や買取強化店、さらにAIBOを高く売るコツをご紹介していきます。
目次
AIBOシリーズの買取相場一覧
まずは、AIBOの過去シリーズの買取相場を一覧でご紹介いたします。
ERS-110、ERS-111
出典:SONY-AIBO
買取価格(A級品):30,000〜60,000円
1999年に誕生した最初のAIBOです。シルバーメタリックのまさに「ロボット犬」という様相は、当時からしたらとても斬新で強いインパクトを残しています。
買取価格は、当時15万円前後で売られていたことを考えると少し物足りないかもしれません。
しかし、20年前のテクノロジーであることを考えると、驚きの金額です。やはり初代であることの希少価値があるのかもしれません。
先日なんでも鑑定団で、当時のままの新品未開封のアイボは120万円という鑑定額がでましたので、使用している開封しているかどうかというのは買取価格にかなり影響してきそうです。
ERS-210
出典:SONY-AIBO
買取価格(A級品):20,000〜30,000円
2000年に発売された2代目のAIBOは、センサー機能を大幅に改善し、さらにハイスペックな仕様となっています。
PCと連動して、メールの読み上げや、画像の取り込みなど、利便性の高い機能も搭載。こちらも当時としては非常に画期的でした。
しかし、スペックの割には買取価格はそこまで高くないようです。
ERS-311、312
出典:SONY-AIBO
買取価格(A級品):20,000〜25,000円
これまでのAIBOが、メカニカルなデザイン性だったのに対し、こちらはビジュアルを一新させより可愛らしさを追求した仕様となっています。
子犬と子グマを掛け合わせたような丸っこいデザインが愛らしく、2色展開だったのですがカラーによって性格が違うという点も面白いです。
こちらも、あまり買取価格は高くないようです。
ERS-220
出典:SONY
買取価格(A級品):40,000〜50,000円
前回の愛らしいビジュアルからうって変わって、再び近未来的なデザインとなって生まれたのがこのAIBO。
SF映画に出てきそうなほど、メカニカルなデザインは初代のAIBOからさらに進化したことを実感できます。
こちらは、非常に中古市場でも人気が高く、高値で取引されているようです。
ERS-7、ERS-7M2、ERS-7M3
出典:SONY-AIBO
買取価格(A級品):40,000〜50,000円
2003年に誕生した「最後のAIBO」です。初代のメカニカルな様相と、可愛らしさを演出する丸っこいデザインはこれまでのAIBOの集大成とも言えるかもしれません。
音声ガイダンス機能や人間と会話ができる機能が追加されるなど、喋れるペットロボとして機能的にもさらなる進化を遂げました。
こちらは最後のAIBOであるためか、中古市場での人気が高く高価買取も期待できます。
「新型AIBO」の買取相場は?
出典:AIBO.SONY
買取相場:80,000〜100,000円
AIBOの歴史に幕を閉じた2003年から14年の月日が流れた2017年に、AIBOはさらなる進化を遂げて帰ってきました。
それが画像の「新型AIBO」です。これまでのAIBOとは大きく違い、本物の子犬に近いようなデザインが特徴。
14年という歳月が流れてからの、新登場なのでそのスペックは旧モデルとは比較にならないほどの進化を遂げているでしょう。
まだ登場してから間もないため、中古市場でも希少価値が非常に高く、全てのモデルの中で最も高価買取が期待できるでしょう。
AIBOのアクセサリーも人気
AIBOには本体だけでなく、専用のアクセサリーもあり、それらも中古市場では人気です。代表的なものをご紹介します。
アイボーン
出典:AIBO.SONY
買取相場:800〜1,000円
AIBO専用のおもちゃで、骨型が非常に可愛らしいです。AIBO自身もこれをおもちゃと認識しているので、近くにあると駆け寄って遊びます。
AIBOの可愛らしさを演出するためのツールと言えるでしょう。
サイコロ
出典:AIBO.SONY
買取相場:800〜1000円
こちらもAIBO専用のおもちゃで、サイコロ型が特徴。口にくわえたり転がしたりと、遊び方のレパートリーが豊富です。
キャリー
出典:AIBO.SONY
買取相場:3,000〜4,000円
AIBOと一緒にお出かけするためのバッグで、アダプターなどの付属品も一緒に持ち運べる高い収納力が特徴。
さらに精密機械であるAIBOの安全性も考慮した設計となっています。普通のキャリーバッグとしても使っても違和感がなく、旅行鞄としても活躍しそうです。
AIBOの買取強化店一覧
続いては、AIBOを買取強化している店舗を3つ厳選してご紹介していきます。
retro.jp
実店舗を持たず、インターネットショップを主軸に中古品の買取・販売を行なっているお店です。
ブランド品がメインでしたが、近年でAIBOなどの電化製品や機器を取り扱うようになってきています。
店舗維持費などの経費が削減できているので、そのぶん高額な査定額を出せるところが強みです。
さらに、「委託販売」という独自システムもあります。これはretroに自身の品物を「委託」して「販売」してもらうという仕組み。
無事に商品が売れたら売価の70%〜90%が顧客に入ります。「とにかく少しでも、どこよりも高く売りたい」といった方におすすめなシステムです。
ただし、委託販売は売価で20,000円以上から利用可能となっているので、ご注意ください。
AIBOファクトリー
出典:AIBOファクトリー
名前からわかるよにAIBO専門の買取店となっていて、こちらは宅配買取専用のお店です。
専門店であるため、査定額ははもちろん期待できるでしょう。さらに、こちらは壊れてしまったAIBOも買い取ってくれるようです。
エコランド
出典:エコランド
宅配買取専門業者で、全国どこでも対応しています。こちらもAIBOの買取を強化しているようです。
この店舗の魅力は取り扱い品目の多様さで、AIBO以外にも電化製品や古着、雑貨、自転車まで買い取ってくれます。引っ越しの時など、たくさんの荷物を整理する際にとても役に立つでしょう。
ブランド買取業者に迷ったら
買取業者の比較記事がありますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ブランド買取業者を比較して分かった高く売れる10社
AIBOを高く売るコツ
それでは、AIBOを高く売るコツをご紹介していきます。
買取店に問い合わせる
お近くの買取店に持ち寄る際は、必ず電話などで問い合わせることが大事です。
AIBOは決してありふれている商材ではないので、買い取ることができない店舗も少なくありません。必ず「AIBOは買い取ってくれますか?」と電話で聞いておきましょう。
もしも、AIBOが壊れてしまっているのなら、「ジャンク品のAIBOは買い取れますか?」という問い合わせもした方が良いです。
AIBOの場合は部品だけでも価値があるので、買い取ってくれることもありますが、独自の販売ルートが必要なケースもあるのでジャンク品を断る店舗も珍しくありません。
できれば、型番や状態などを正確に伝えて「大体の査定額」を聞ければおけばなお良いです。
最近ではLINEなどを利用して、画像を送って見てもらう「オンライン査定」を実地している店舗も多いので、その辺りも公式HPでチェックしておきましょう。
付属品などをしっかりと保管する
購入する際には、本体の他にも様々な付属品があります。
例えば、AIBOの場合は以下のような付属品があるでしょう。
- 箱
- 説明書
- 保証書
- アダプター
- ケーブル類
- 専用充電器
上記のように、AIBOのような精密機器の製品は、付属品が多数存在します。これらを全て取り揃えておくことで初めて「美品」と呼べる、と言っても過言でありません。
特に古いタイプのAIBOはすでに製造されていないため、充電器だけ後から購入するといったことは難しいです。そのため、付属品一つ一つに希少価値があると言えます。
AIBO(アイボ)買取のまとめ
20年前に登場し、一世を風靡した日本初のペットロボットであるAIBOは、古いタイプのものでも非常に需要が高くなっています。
中古市場でも人気がある商品で、「ずっと前から押し入れにしまっていたAIBOを査定に出したら、驚くほど高価格となった」といったケースも珍しくありません。
昔購入した古いAIBOがあるなら、是非とも一度査定に出して見ることをおすすめします。