カメラのコレクションや、使わなくなってしまったカメラなど、どうしようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、人気メーカーである「マミヤ」の買取についてです。老舗メーカーだけにファンや愛用者も多く、中古市場でも頻繁に取引されています。
特にマミヤのような歴史のあるブランドを売却する際には、正しい買取店を選択しなければ、相場よりも安く買い取られてしまうことがあるので注意が必要です。
ここでは、マミヤの買取におすすめの買取店やマミヤの買取相場、少しでも高く買い取ってもらうコツなどについて解説していきます。
目次
マミヤってどんなメーカー?
マミヤは日本のカメラメーカーで、個性的な「中判カメラ」で一世を風靡しました。
高級国産カメラの製作を計画していた発明家の間宮精一氏が菅原恒二郎氏とともに、1940(昭和15)年に東京で「マミヤ光機製作所」を設立したのが始まりです。
フィルム面で焦点調節を行なうなど独創的な機構を持つスプリングカメラ「マミヤシックス」は高品質なカメラとして高い評価を得ることになります。
その後も、「マミヤフレックスCプロフェッショナル」「マミヤマガジン35」「マミヤプレス」「マミヤRB67プロフェッショナル」「マミヤM645」など個性的な商品を開発し、プロのカメラマンやカメラの愛好家から愛されるブランドとなります。
中古市場での人気は?
近年はフィルムカメラの需要は減ってきていますが、マミヤの中型デジタルは中古市場でも一定の需要があります。
現在はフィルムカメラだけでなく、プロ向け中判デジタルカメラのPhase One(フェーズワン)なども人気です。
マミヤの高額買取が期待できるおすすめ業者:5選
マミヤのカメラやレンズを査定してもらう際に、高価格での買取が期待できるおすすめの店舗を5つご紹介いたします。
各店舗によって特色が異なるので、本記事を参考に自分のスタイルに合ったお店を選びましょう。
retro.jp
マミヤのカメラやレンズの買取を積極的に行うブランド買取店です。retroの特徴は、委託販売に力をいれている点。
委託販売とは商品を店舗に預け、販売が完了してからお金を受け取る買取方法です。その場で成立する買取とは違って、すぐに現金化はできませんしスピード感が遅くなってしまいます。
とはいえ、代金は商品が売れてからのお支払いになるため、retro側のリスクが少ないでくその分ご返金額に反映できることから高額の返金ができる仕組みになっています。
また人気商品の場合は、販売が完了するまで待機する時間がかかりません。早くて1週間程度、遅くとも1ヶ月程度で売れてしまうケースがほとんどです。
ただし、実際に商品を送りいきなり査定してもらうのは抵抗を感じてしまうもの。そんな方には「LINE査定」がおすすめです。
LINE査定とは、LINEで画像を送ると買取価格の目安となる金額を無料で教えてもらえる査定方法になります。実際に商品を送らずに済むので安心ですし、ノーリスクで査定額の目安をチェックすることが可能です。
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イシイカメラ
出典:イシイカメラ
「イシイカメラ」は、フィルムカメラの買取りに特化した店舗。フィルムカメラに関する専門的な知識や豊富な買取実績があるからこそ、信頼して大切なカメラを手放せるようになっています。
銀塩カメラや大型・中型カメラ、オールドレンズの買取りにも対応しているだけでなく、他店では買取ってもらえないような不良品やジャンク品にも、しっかり値段をつけてくれるのが魅力です。
フィルム専門店だからこそ分かるカメラの価値を、買取り価格に適切に反映してくれるので、納得いく売却ができるでしょう。
カメラを手放す人の中には、知名度の高さからカメラの買取をしている大型店に査定を依頼する人も。
専門的な知識が必要なフィルムカメラは、扱い方や知識の薄い人に査定してもらうと、驚くほど低い買取価格を提示される場合があるため注意が必要です。
カメラの買取り価格を比較してみると、「イシイカメラ」の方が数万円程度も高く買取ってくれるケースもあり、フィルムカメラに詳しいスタッフが揃っている店舗だからこそ、的確な査定額を提示してもらえます。
また、「イシイカメラ」は実店舗を持たずにWEB上のみで運営しているのも特徴。
人件費や店舗代、光熱費といった店舗運営に関するコストを徹底的に抑えることによって、カメラやレンズの高額査定を可能にしているのです。
そのため、カメラを買取ってもらう時は、主に配送買取を選ぶようになります。
自宅に届いた宅配キットにカメラやレンズを梱包して、着払いで「イシイカメラ」に送るだけなので、店舗に足を運ぶことなく買取ってもらえるのが魅力です。
店舗にカメラやレンズが到着してから、原則2営業日以内に査定額を連絡してもらえることや、査定額に納得できれば原則翌営業日に口座に入金してもらえるので、スムーズに売却手続きを終えられます。
万が一査定額に納得いかなかった場合でも、キャンセル料が発生しないので安心です。
都内近郊に住んでいる場合で買取点数が多い場合は、出張買取をしてもらうことも可能。
電話をしてから最短30分で指定した場所に来てくれるので、スピード感のある買取りが実現できるでしょう。
参考までに、マミヤの買取実績をいくつか紹介します。
- RZ67 II ボディ:最高買取価格 40,000円
- 645AFD III ボディ:最高買取価格 70,000円
- ZD ボディ: 最高買取価格 100,000円
- C330f ボディ + 80mm F2.8 レンズ セット:最高買取価格 22,000円
- 645 A 300mm F2.8 APO: 最高買取価格 200,000円
マミヤのカメラを実際にどれくらいの価格で買取っているのか、実例を提示している店舗はあまり多くありません。
「イシイカメラ」では、マミヤのカメラ以外にもさまざまなカメラやレンズの買取り実績を公開しています。
「持っているカメラがどれくらいの価格で買取ってもらえるか知りたい」という人は、事前に手持ちのカメラがいくらで買取られているかを調べてみるのも良いでしょう。
カメラによっては10万円を超える買取価格で引き取ってもらえるケースもあるため、大切なカメラにしっかりと価値をつけてもらいたいのであれば、「イシイカメラ」に査定してもらうのがおすすめです。
カメラのキタムラ
出典:カメラのキタムラ
「カメラのキタムラ」は、2018年において、中古カメラ買取額、中古カメラ買取窓口数、レンズ交換式カメラ販売額がNo1の店舗。
2017年においては、年間買取が業界最多の31万台と、長年にわたる実績とノウハウがあるので、安心して査定を任せられます。
毎日追従調査を行っているため、どこよりも高い査定額をだせるようになっているのが、高く買取ってもらえる理由です。
万が一他社で納得いく査定額を出してもらえなかったとしても、他社の見積書を「カメラのキタムラ」に持参すれば、魅力的な価値を付けてもらえるようになっています。
店舗なら即日、宅配でも2~3営業日で、カメラのプロ集団がスピード感のある査定をしてくれるので、買取りに時間がかかる心配もありません。
店頭で査定してもらった場合は、即日現金と交換してくれるので、より早く売却手続きを完了させられます。
買取りを依頼する商品が「キタムラ5年間保証」の期間中であれば、査定価格を10%アップしてもらえるので、さらに多くの現金を手元に残せるようになるでしょう。
また、「カメラのキタムラ」では店舗買取、直送買取、訪問買取から買取り方法を選べるのも魅力。
「忙しくて店舗に足を運ぶ時間がない」という人でも、あなたの居住地域やライフスタイルに合わせて、手軽にカメラやレンズを買取ってもらえるようになっています。
「カメラやレンズの買取りについて相談しながら決めたい」という人は、全国に幅広く店舗を展開しているので、店頭スタッフのきめ細やかなサポートを受けながら、納得いく売却ができるでしょう。
もちろん、出張料やキャンセル料、送料は無料なので、遠方からカメラの買取りを依頼する人でも、費用の心配をせずに手続きを進められます。
カメラ高く売れるドットコム
カメラ高く売れるドットコムは、カメラの買取を積極的にする店舗です。
マミヤのカメラやレンズはもちろん、他社の一眼からデジカメまでさまざまなカメラの買取を行っています。
カメラ高く売れるドットコムでは、カメラの知識を持つ鑑定士によって査定をしています。
リアルタイムで市場をチェックしていますし、提示される価格は相場に近い数値です。
店頭での査定は地域が限られますが、宅配査定や出張査定も実施しています。そのため、査定依頼の時間が取りにくい方でも安心して利用することが可能です。
ファイブスターカメラ
出典:ファイブスターカメラ
「ファイブスターカメラ」は、カメラに熟練したスタッフが確かな査定額を出してくれる、中古カメラ・レンズの買取店。
徹底したローコスト店舗運営を行うことで、人件費や光熱費といった店舗を持つことによりかかる費用を抑えているため、査定額を高く出せるようになっています。
また、買取ったカメラやレンズは、商品の魅力を最大限に引き出せるようにメンテナンスしているのも特徴。
買取った商品を、買手が魅力を感じるような状態で販売しているため、健全な店舗運営を維持し、買取価格を高く保ち続けられるようになっているのです。
どれだけ人気のあるカメラであっても、機械的な手続きを行いがちな大型店では安い査定額を出されがち。
「ファイブスターカメラ」では、カメラの愛好家であるスタッフが、あなたの思い出がつまった貴重なカメラやレンズを丁寧に査定してくれます。
万が一他店で安い査定額を提示された場合は、見積書があればさらに高い価格で買取ってくれるので安心です。
買取り方法は、「宅配買取」「出張買取」「店頭買取」の3つから選べるようになっており、あなたの住んでいる地域やライフスタイルによって、好みの買取方法を選択できます。
2020年7月17日には実店舗をリニューアルオープンしており、より豊富なカメラアイテムがラインナップされているだけでなく、今まで以上に力を入れた買取りを行ってくれるようになったため、きっと魅力的な査定額をだしてくれるでしょう。
出張エリアは富山県全域になっているので、店舗から離れていても富山県に住んでいるのであれば、出張査定が可能。
宅配キットや買取商品の送料は無料なので、宅配買取であれば日本全国から買取りを依頼できます。
参考までに、過去の買取実績を見てみましょう。
- Mamiya 7 II:買取実例 110,000円
- Mamiya ニューマミヤ 6 MF:買取実例 71,500円
- Mamiya RZ67 標準セット: 標準買取価格 23,000円
- Mamiya マミヤ 7:買取実例 52,000円
- Mamiya C3 Professional: 買取実例 11,000円
どの買取価格を見ても、他社より標準買取価格が高く設定されていたり、使い古したカメラやレンズも高額で買取っていたりするため、大型店舗に査定を依頼するよりも魅力的な査定額が期待しやすくなっています。
傷や汚れのある状態の悪いカメラやレンズでも、他店と比較して高額な査定額を出しているため、「状態が悪くて売却は諦めていた」という商品も、一度査定に出してみてはいかがでしょうか?
マミヤの買取相場価格について
マミヤのカメラやレンズにおける買取価格相場を記載します。同じ商品がない場合は、近しい商品を参考にしてください。
また、状態や年代などで価格が上がったり下がったりしますので、目安としていただければと思います。
マミヤ ZD ボディ
出典:価格.com
マミヤ ZDは、2130万画素の高解像度と大型CCDを搭載する一眼レフデジタルカメラです。
CCDのサイズは、48×36ミリ。高解像度ながら、パフォーマンスの高い連写が可能です。
買取価格相場:120,000円〜170,000円
状態:Aランク
マミヤ 645AFDIII ボディ
出典:ナニワグループオンライン
マミヤ 645AFDIIIは、中判のAF一眼レフカメラです。
フィルムバックだけでなくデジタルバックにも対応しています。
買取価格相場:90,000円〜110,000円
状態:Aランク
マミヤ Mamiya7II N80mm F4L ボディ
出典:楽天
マミヤ Mamiya7IIは、素早くピントを合わせられるレンジファインダーに、精度の高い絞り優先AEを備えたカメラです。
プロの写真家にも愛用者が多いですし、機動力だけでなく描写力にも高い評価を得ています。
買取価格相場:150,000円〜180,000円
状態:Aランク
マミヤ DM22 DFキット
出典:ヨドバシカメラ
マミヤ DM22 DFキットは、マミヤ645DFカメラとデジタルバックDM22がセットになった商品です。
三脚使い、じっくりと撮影することでよりパフォーマンスが高くなります。
買取価格相場:180,000円〜220,000円
状態:Aランク
マミヤ AF 45mm F2.8
出典:価格.com
マミヤ AF 45mmは、スナップから風景まで特性を活かせる単焦点レンズです。
とくに、直線で構成された被写体に対し、シャープでキレのある描写力が期待できます。
- レンズタイプ:単焦点
- 焦点距離:45mm
- 最大径x長さ:77×473.5mm
- 重量:495g
- 対応マウント:マミヤ645AFマウント系
買取価格相場:40,000円〜50,000円
状態:Aランク
マミヤ セコールズーム
出典:価格.com
マミヤ セコールズームは、汎用性がある標準~中望遠レンズです。
撮影距離は最短で1m。ポートレートはもちろん、風景や日常スナップにも活用できます。
- レンズタイプ:標準ズーム
- 焦点距離:75〜150mm
- 最大径x長さ:86x145mm
- 重量:1140g
- 対応マウント:
買取価格相場:55,000円〜65,000円
状態:Aランク
マミヤ ULD C 105-210mm F4.5 Zoom
出典:ファイブスターカメラ
マミヤ ULD Cは、どんなシチュエーションにも活躍する中望遠レンズです。
使い勝手がよく、高い人気を誇ります。
- レンズタイプ:中望遠
- 焦点距離:105〜210mm
- 最大径x長さ:74.5x158mm
- 重量:875g
- 対応マウント:
買取価格相場:5,000円〜10,000円
状態:Aランク
マミヤ 7II用 望遠レンズ N150mm F4.5L
出典:フィルムカメラ
マミヤ 7II用 望遠レンズは、像のにじみやぼやけ、歪みを補正する超低分散ガラスを使用しています。
そのため、絞り込んでもコントラストが低下しにくいです。
- レンズタイプ:望遠
- 焦点距離:150mm
- 最大径x長さ:70x96mm
- 重量:520g
- 対応マウント:
買取価格相場:10,000円〜15,000円
状態:Aランク
マミヤを高額で買取ってもらう4つのコツ
マミヤのカメラやレンズを高額で買取ってもらうコツは、
- 相場を調査して委託する
- クリーニングする
- 付属品と一緒に売る
- 修理証明書と一緒に売る
などが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
コツ1:相場を調査して委託する
相場を調査して委託することで、買取価格がアップしやすいです。
マミヤのカメラは、100万円を超えるものも少なくありません。カメラ業界での歴史が長いこともあり、ファンが多いのも事実です。
そのため、カメラの歴史を知るプロの鑑定士に査定をしてもらう必要があります。正しい相場で販売してもらえるので高価買取につながりやすいです。
事前に相場をチェックして、価格交渉をしましょう。その結果、納得のいく価格を提示する店舗へ買取を依頼することをおすすめします。
コツ2:クリーニングをする
査定前にボディやレンズのクリーニングをしっかりと行いましょう。
ちょっとした傷や汚れでも査定が下がる原因となります。
専用のクリーナーを使って、できる限りきれいな状態を保ちましょう。
コツ3:付属品と一緒に売る
付属品と一緒に売ることで、査定額がアップしやすいです。
- 箱
- レンズ
- 充電器
- ストラップ
- 説明書
- 保証書
をセットにして査定依頼すると需要が上がります。それに比例して、査定額が上がりやすくなるのです。
コツ4:修理証明書と一緒に売る
すでに修理している場合、修理証明書を付けることを忘れないでください。
専門家による修理やオーバーホールをしていると修理証明書があります。
専門家による調査が済んでいるだけでも買取価格はアップしやすいです。
もし手元に修理証明書があるなら、査定依頼する際に付け忘れがないよう注意してください。
マミヤの買取額が下がる原因
マミヤのカメラやレンズの買取額が下がる原因の1つが、外装にある傷です。
そもそもマミヤは中判カメラの老舗メーカーで1940年代に発売されたのが最初になります。
最近ではデジタルが主流となり見かけることが少なくなりました。
そのため、新品同様にきれいな状態で保管されている物が少ないのも事実です。ゆえに、状態がいいものほどより高価買取に繋がります。
たとえば、
- 大きな外傷がある
- レンズ内側にカビがある
- レンズが曇っている
などが確認できるものは、買取価格が下がる原因といえます。
ただし、動作の確認ができたり修理が可能であったりすれば、買取してもらえる可能性が高いです。
まとめ|マミヤのカメラの買取を検討している方は、まずはLINE査定を試そう
フィルムカメラのファンは多く、マミヤのカメラやレンズは中古市場でも一定の取引があります。
使用していないカメラやレンズがあれば、カメラの取り扱いがあるお店で買取してもらうのがいいでしょう。
カメラの専門知識がないお店に買取してもらうと相場よりも安く買取されてしまうので、くれぐれも注意してください。
買取を検討している方や、カメラの買取店を探している方は、まずはLINE査定を試してみるのがおすすめです。
LINE査定はカメラをスマホで撮影してLINEで送信するだけで査定額がわかる査定方法です。
まずは査定額を聞いてみてあまりにも相場より安いようなら、そのお店では売却しないことです。
手軽に試せるLINE査定で、信頼できる買取店を見つけてみてください。