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【某SNSで話題の】ヴァンクリーフのアクセサリーは婚活でNG?ジュエリー好きの業界人としての意見

著作者:bearfotos/出典:Freepik 

何かと話題をさらってやまない「婚活ネタ」。
2024年2月の「ザ・ノンフィクション」でも婚活回が取り上げられ、さまざまな意見が飛び交っていました。
婚活ってもはや戦争ですね。婚活のリアル・厳しさが垣間見えたように思います。

そして最近某SNSで「婚活にヴァンクリーフのネックレスはNG」という投稿が話題となり、これまた賛否両論の嵐が。

婚活にハイブランドはありなのか…?
今回はそんなヴァンクリ×婚活について、業界人であり、ジュエリー沼に片足吸い込まれている個人の意見を色々と語って参ります!

今回の騒動?の発端について

今回の騒動の発端ですが、婚活系?Xユーザーの方が投稿していた、あるポストでした。

婚活でヴァンクリのネックレスつけてる女性に出会ったら即帰っていい!

この他にも8、9点ほど「婚活で出会ったら即帰っていい、ハズレ女性の特徴」を列挙した投稿をされておりました。
ちなみに他の内容は「質問する気ゼロ」や「会計の際に財布を出さない」などがあり、それは確かになあと。

ちなみにヴァンクリの件に関してはさまざまな意見が飛び交っておりまして、

またヴァンクリが炎上してる…好きなものつけたらいいじゃんね
逆にそういう男の人を避けられる効果もあるしむしろいいんじゃない!?
私の夫は気づかなかったけど、夫の友人は「ヴァンクリだよね」って気づいたらしい…

などなど。私が見る限りにはなりますが大多数が「つけてもいい」という意見が多かったです。

 

過去にもヴァンクリネタで話題になることが…

2023年のお話になりますが、某大手商社の社内で勤務時間中に野球観戦ができると話題になった際に、インタビューを受けた女性社員さんがヴァンクリーフのネックレスを身につけていることが一部ユーザーの間で取り上げられていました。
ちなみにつけられていたのは、所謂定番のホワイトシェルのヴィンテージアルハンブラのネックレスです。

ネット上では否定的な意見というよりは、「やっぱり大手商社だと374,000円(※当時の定価)のネックレスなんて全然買えちゃうよね」的な意見が多く飛び交いましたが…そもそもなぜここまで話題になったのか謎すぎます

大手商社のバリキャリの女性がヴァンクリーフの一つや二つ持っていてもおかしくないですよね。
むしろホワイトシェルだけでなく、マラカイト、タイガーアイ、はたまたマジックアルハンブラと買い揃えていっていただきたい次第でございます。

ただ、ヴァンクリーフがそれだけぱっと見でわかるブランド、影響力のあるブランドと世間では捉えられるのかもしれません。

個人的な意見:婚活ヴァンクリはNGとは思わない

ちなみに私自身は婚活をしたことがなく、実際の婚活現場が如何なるものかわからないのでなんとも言えないのですが…
あくまでも個人の意見ですが、婚活の場でヴァンクリーフを身につけることはNGとは思いません。

好きなものをつけた方がいい

大前提として、アクササリーをはじめバッグや靴、お洋服などは好きなものを身につけたら良いのではないかなと思います。
それで自信がつくならいいことだと思いますし、自分らしさを見せるのも婚活の側面なのかなと感じます。

もしかしたらそこから話題に繋がったりするかもしれないですしね!

 

(定番のネックレスであれば)一般女性でも頑張れば手に入るレベル

某大手商社の女性社員さんで話題になった時にも上がっていた意見ですが、めちゃくちゃ手が届かない商品かと言われるとそうではないかなと。
例えばホワイトシェルのヴィンテージアルハンブラのネックレスですと、毎月3.5万円ずつ貯金していれば1年で購入できる金額です。

もちろんこの貯めたお金の使い方が婚活市場における一つの論点でもあるのは重々承知なのですが、金額面という単純な話で言うとハードルが高いものとは言えないです。

 

そもそも男性の知名度は意外と低い+お金がかかると思う方はごく少数(と思われる)

意外と男性のヴァンクリーフの認知度は低いのではないかと思います。
ルイヴィトンのモノグラム柄のようにヴィトンだ!とわかるほど知名度は高くありません。

男性の知り合い(査定士やファッション業界ではない)何人かに聞いてみた感じですが、ヴァンクリーフの男性の知名度は2〜3割くらいのイメージです。そしてその2〜3割の方全てがヴァンクリーフをつけているからお金がかかるかもとお思いの方ではないです。

ヴァンクリーフとわかる、かつお金がかかる…?と考えられる男性は、おそらくかなり少数になってくるのではないでしょうか…

私の友人は「自立してコツコツお金を貯めて買ったなら好印象」と言っていました!

 

業界人としての補足

定番系をお持ちの方は堅実派(が多いイメージ)

これは業界人として働いていての感想ですが、ヴァンクリーフの定番のホワイトシェルやオニキスあたりを身に付けられているお客様は、(言い方が適当か分かりませんが)堅実な印象があります。
また、リセールバリューを意識される方も多い傾向にあり、良質なものを限られた数でローテーションするのが上手な方が多いのかなと。

ちなみに定番ではなく変わり種系をお持ちの方が、ジュエリーはじめファッション関連にお金をかけられている方が多いです。
このような属性の方は定番品は一通り一周したケースが多く、ヴァンクリーフで言うならば、ダイヤ入り、フラワーレース、ソクラテス…などのいわば定価100万円オーバー系をお持ちになる傾向があります。
そしてこれは一般男性だと相当ジュエリー知識がないと見抜けないでしょう。


↑ヴァンクリーフの「コスモス」のピアス。一部だけハート部分がパヴェダイヤになっていてとても素敵です…

どちらがいい、悪いと言うわけではないですし、どちらも素敵です!
業界人としての意見ですが、ぱっと見で判断できるジュエリーだけでその方の散財癖だったり懐事情を測るのは尚早かなと思います。

 

ヴァンクリーフは投資目的としてもあり!?

これは婚活の場とは少し違った意味になるかと思いますが、ヴァンクリーフは投資の側面もあるのではないかと感じております。

例:ヴィンテージアルハンブラのホワイトシェルのピアス(付属完品・美品の場合)

2020年ごろの買取相場:25万円前後
2024年現在の買取相場:40万円前後

 

と…考えるとですよ。一つの疑問が湧いてきます。

2020年に買っていれば、当時の買値を買取金額が上回るのでは!?
そうなんです。新品購入の場合は上回らないのですが(トントンレベルにはなります)、中古で買った場合は上回ってしまうんです。

2020年に比べ入手が難しくなったモデルがあることや、現在ヴァンクリフィーバーのようになっている部分があるので今後の相場は不透明ですが、投資目的としてヴァンクリーフを選ぶことはありかと思います。

これは男性の腕時計投資とほぼ同じですが、身につけながら値上がりを期待することができる側面があることも良いのではないでしょうか。

※投資を推奨するものではございません。投資は自己判断でお願いいたします※

 

ただ、投稿主さんの言い分もわかる部分はある

ただ、投稿主さんの意見も全く否定できるかと言われるとそうではないのかなと。

かなり少数ではあるかと思いますが、ヴァンクリーフのネックレスをつけていると認識できる方で、ヴァンクリーフのネックレス=高い=お金がかかる女性かも…?と思ってしまう男性はいらっしゃる可能性も否定できません。
そう考えると、加点減点方式である婚活の場、かつ第一印象が大きなウエイトを占める初めてのお顔合わせの際はつけない方が無難かなという意見も頷けます。

本人は見せびらかすつもりがなくても、お相手からはどう見られているかはわからないです。そこを気にされるのであればつけない方が無難かも。

 

ブランド主張の少ないおすすめのブランドジュエリー

さて、中には「なるべく分かりにくいモチーフで良いアクササリーが欲しい」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで超個人的な意見になりますが、モチーフが分かりにくいおすすめのジュエリーをご紹介いたします!

バイザヤード(ティファニー)/ダムール(カルティエ)

所謂一粒ダイヤと呼ばれるジュエリーの二大巨塔がティファニーのバイザヤード、カルティエのダムール(旧称:ディアマンレジェ)。
シンプルでありながら見た目を華やかにさせる一粒ダイヤのジュエリーとしては1つは持っておきたい逸品ですね!

トレンドに左右されないタイムレスなデザインなので、長くお使いいただけますよ。

アーカー全般

アーカーは個人的に値段と質のバランスが良いブランドの一つかなと感じております。

リセール面では少しハイブランドに引けを取ってしまう部分はありますが、K18YGなどの素材を使用しつつも比較的お手頃に入手できるところは非常にメリットです!

 

annabel チョーカー(MAAYA)

個人的に素敵だなあ…と感じるマーヤのパールチョーカーです。
婚活の場であれば綺麗めのファッションが多いかと思いますが、綺麗めファッションにぴったりではないでしょうか。

K18YGの素材でてりってりのあこや真珠がふんだんに施されたデザインがたまりません。私も欲しいです。。。

このチョーカーがMAAYAだと分かる男性は凄すぎます。お友達になってください。

引用:MAAYA annabel チョーカー

 

 

まとめ:100万円渡されたら何に使いますか?

今回の件、端的に言えば「100万円渡されたら何に使う?」の答え合わせができてしまうのかなと。
旅行に使うもよし、貯金に使うもよし、ブランド品に使うもよし、推しに使うもよし。
10人聞けばさまざまな回答が出てくると思います。そしてどの価値観も否定してほしくないなと感じます。

個人的な意見ですが、仮にヴァンクリーフをつけていて「お金の使い方が違うな」と思われ交際を辞退されたとしても、おそらくその方とは物の捉え方や価値観が違うことが早かれ遅かれ分かるかなと思いますし、むしろ早々にわかるなら双方時間の無駄にもならないというメリットもあるのではないでしょうか。
最終的に1人としか結婚できないのですから、表面を取り繕って複数人からオファーを受けるよりも、ドンピシャの1人に出会う方がいいのではないかなと思います。(もちろんそれが難しいのは重々承知ですし、可能性を広げるためにテンプレに当てはめた格好や受け答えで頭数を増やすというのも、婚活の戦略としては頷けますが…)

業界にいて常々感じることですが、ヴァンクリーフのジュエリーはとても素敵ですよ!
お年を召してもお使いいただけますし、もし石の部分が割れてしまっても交換ができます。(今段階だと)リセールバリューも高いです。
所謂一生物ジュエリーとして持っておいて損はないのではないでしょうか。

それではまた次回( ^ω^ )

 

 

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