筆者はとあるベンチャー企業の平社員なのですが、ある日上司に、「会社までの道順を動画でわかりやすく会社ホームページに載せて!」と言われました。
iPhoneで動画を撮影してみたのですが、ぶれてしまって素人感丸出しでした。
何が違うのか色々調べたところ、ジンバル(スタビライザー)という道具を使って撮影しているようでした。
(高級なビデオと、編集ソフトを使っているところはほとんど無かった)
しかし、その道具を使えば本当に綺麗な動画になるのか確証は持てません。
ジンバルは5000~17000円程度でした。
5000円だったら上司に言えば買ってくれるかもしれませんが、17000円だと渋られそうです。
でも5000円のものを買って、結局撮れませんでしたというと、怒られそうです。
必死に考えた結果、「中古品を買って撮影後すぐに売れば良いんだ!」と閃き、無事に上司の承認も得られ、結果も出し、費用も節約することが出来ました。
せっかく調べたので、同じ悩みを持っている方のために、ここに経緯を記しておきます。
目次
そもそもジンバルとかスタビライザーって何?
どちらもカメラのブレを少なくするための「やじろべえ」のようなものです。
ビデオカメラに元々機能として付いてある「手ぶれ補正」はソフトウェアで処理しているものですが、ジンバルやスタビライザーを使うと、物理的に手ぶれを少なくすることが出来ます。
古い高級ビデオカメラよりも、新しいスマホでジンバルを使った方が、ブレの少ない綺麗な動画が撮れます。
ジンバルとスタビライザーって何が違うの?
スタビライザーとは電動式で無く、昔からあるタイプの物です。
重りでカメラがぶれないようにする仕組みなので、全体的に重く、また、重さが均衡するように手動での調節が必要になっています。
ジンバルは最近出てきたタイプの物で、電動式になっていて、モーターでブレを無くす仕組みです。
ジンバルもバランスの調整は必要ですが、スマホやGOproのような小型カメラで撮影する際に便利なので、最近非常に人気があります。
2軸と3軸の違いは?
2軸の物は上下と回転、3軸の物は上下と回転と左右のブレに対応出来ます。
もちろん3軸の方が性能が良く、高価です。
2軸のジンバルなら5000円程度で売っていますし、はじめはこれで良いかと相当悩んだのですが、結果的には3軸の物を購入して正解でした。
多分2軸の物を買っていれば、安物買いの銭失いになっていたでしょう。
ジンバル(スタビライザー)の有名機種
ジンバル(スタビライザー)には色々な種類があるので、どれを買えば良いのかわからなかったのですが、筆者が調べた結果、以下の2機種が最終的に残りました。
とりあえずこれが一番有名で安心
DJI OSMO Mobile 2 販売価格16,800円(税込)
DJIというメーカーが作っている、「OSMO Mobile 2」という機種です。
DJIは、高性能ドローンを作っていることで有名な会社です。
新婚旅行にドローンを持って行って綺麗な動画を撮影していらっしゃったカップルをご存じないでしょうか。
あの方々が使っていたドローンは、DJIのものです。
ドローンは飛行中の姿勢を制御する必要があるのですが、そのノウハウを生かして、カメラをぶれないように制御するジンバル(スタビライザー)を開発したというわけです。
DJIは様々なジンバル(スタビライザー)を販売していますが、iPhoneやその他のスマホで撮影する場合、「OSMO Mobile 2」がオススメです。
この機種は、Appleストアでも販売されています。
DJIの次に考えるのはZhiyun(ジウン)
Zhiyun SMOOTH 4 販売価格16,000円(税込)
Zhiyunはジンバル(スタビライザー)の値段を大幅に下げてくれたメーカーです。
元々DJIがDJI OSMO Mobile(2ではなく初代)を3万円以上の金額で販売していたのですが、ZhiyunがSMOOTH Qを2万円弱の金額で発売しました。
それに対してDJIがDJI OSMO Mobile 2を出してきたので、ZhiyunがSMOOTH 4を発売しました。
このように、日々価格競争が行われているのです。
Zhiyunの商品は日本の総代理店から購入することが出来ますが、アマゾンでも同じ金額で販売されています。
その他多数
その他たくさんのジンバル(スタビライザー)があります。
小さいとか、両手が使えるとか、色々な特徴があるのですが、多すぎてややこしくなるだけなので、ここでは一切紹介しません。上記2機種から選ぶのが最も安心、安全です。
なぜなら、使った後売る時に、一番高く売れるのが上記2機種だからです。
筆者の場合、売る値段まで考えて買わなければならなかったので、予め業者にいくらで買ってくれるか確認してから買いました。
その結果、他のスタビライザーは実物を見てからしか買えないと言われたり、安い買取金額しか提示してもらえなかったりしたのですが、上記2機種はほとんどの業者が3000円~1万円という買取金額を具体的に提示してきたのです。
中古相場というのは人気で決まるので、多くの人が欲しがる商品、そして故障しにくい信頼感のある商品が高くなります。
高く売れる商品は高く買ってもらえますが、そうで無い商品は安くなってしまいます。
マニア向けの商品は、もしかするとオークションやフリマアプリで売った方が良いのかもしれません。
結論的には、筆者はZhiyunのSMOOTH 4を購入しました。
少しでも発売日が新しい商品の方が、高く売れるだろうと考えたからです。(SMOOTH 4の発売日は2018年5月9日)
もし個人的に購入するならば、DJIのOSMO Mobile 2を購入したでしょう。
DJIというのはドローンの高級ブランドなので、元々知っていたからです。
新品を買うべきか中古品を買うべきか
元々は新品で無く中古品を買った方が費用もかからず上司にも評価されるだろうと考えました。
また、どうせ自分の物ではなく会社の物なので、使えればいいわけで、中古で買おうと思っていました。
しかし、最終的には新品を買いました。
というのは、購入時にメルカリやヤフオクを見てみたのですが、確かに値段は安いのですが、買うために余計なやりとりをしなければならなかったり、届くのに時間がかかったりする場合が多かったからです。
筆者は仕事なので、時間をかけるわけにいきません。また、もし不良品だった場合などの手間やリスクと、金額面を天秤に掛けたところ、1000円や2000円安くなったところでそれ以上に時間がかかってしまったら、逆に上司に怒られてしまうので、新品を購入しました。
個人から買うのが手間ならば、業者から中古品を買うという選択肢も考えましたが、業者から買う場合は新品とあまり価格差が無く、翌日届くかわからなかったので、Amazonで新品を購入して次の日に届けてもらいました。
新品は16000円、業者からだと14000円、メルカリで12000円で売っていました。
おまけ ジンバル(スタビライザー)の手ぶれ以外のメリット
肝心の会社までの道順ですが、ジンバルのおかげで上手く撮影できました。
一番初めは使い方に慣れるのに時間がかかりましたが、iPhoneでそのまま撮影した映像とは比べものにならない動画となりました。
それだけでは無く、タイムラプス撮影という撮影方法が出来ることに気がつきました。
iPhoneだけでも出来るのですが、タイムラプスはぶれると全然意味をなさないので、ジンバルが必須です。
このタイムラプス撮影をすることで、5分の動画を20秒程度に縮めることができ、非情に綺麗でわかりやすい動画を作成することが出来ました。
動画編集ソフトで作成するよりずっと簡単で安上がりでした。
これで私の出世も約束されたに違いありません。
ジンバル(スタビライザー)はどこに売るのが良いのか
動画を更新するかもしれないので売らずに残しておくことも考えたのですが、その場合また考えようということで、当初の予定通り売ることにしました。
メルカリやヤフオクなどで自分で売る場合と、業者に売る場合の2パターンについて考えたのですが、業者に売りました。
理由は、自分で売ると高く売れるのでしょうが、仕事なので、会社が私に払ってくれる時給と、自分で売る作業をして高く売れる金額を天秤に掛けた結果、私が自分で売ると割に合わないということが判明したからです。
私の給料が、仮に時給が1000円だとしした場合、メルカリで売れる金額は12000円、業者に売れる金額は10000円なので、自分で売る作業を2時間以内に終わらせなければならないのです。
日々たくさんの商品をメルカリで売買している人ならば簡単でしょうが、私は他の仕事をしながら「値下げしてくれませんか」という質問に答えなければなりません。
そんなことをしても会社が損をするだけなので、業者に買ってもらいました。
ジンバル(スタビライザー)の高価買取店リスト
買取業者がどこが良いのかは、勉強を兼ねて色々調べてみました。
フジヤエービック
ジンバル(スタビライザー)は、元々はカメラの手ぶれを軽減するための道具ですので、カメラ屋さんが高く買い取ってくれます。
ただ、上位版のジンバル(スタビライザー)ならば高価買取が期待できますが、スマホ用のジンバル(スタビライザー)は普及価格なので、そこまで高額買取は見込めません。
筆者が電話したときは、買取金額7000円の見積でした。
高く売れるドットコム
電話対応が素晴らしい会社です。
手間をとにかく掛けたくないという人はここが良いでしょう。
筆者が電話したときは、買取金額5000円の見積でした。
まとめ
個人的にも、動画を撮影して編集してユーチューブにアップしてみるというのは、楽しい経験でした。
どなたかの参考になれば幸いです。
それではまた。