“30代になると、アクセサリーよりジュエリーが欲しくなる”
最近、今更かもしれませんが伊藤美佐季さん著書の【そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら】を読了しました。
こちらの本、タイトル通りでアクセサリーからジュエリーへシフトチェンジしようとされている方、いわゆるジュエリー初心者向けの本になるのですが、ある程度ジュエリーを集めている方でも自分に似合うジュエリーがわかったりと、原点回帰になって勉強になります。
ジュエリーがお好きな方にも、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
さて、ジュエリーを集めていく上で一つは持っておきたいもの…そう、【一粒ダイヤモンドのネックレス】ですね。
その中で二大巨塔となるのがティファニーの【バイザヤード】、カルティエの【ダムール(旧称:ディアマンレジェ)】ではないでしょうか。
今回は業界人としてリセールバリューにも触れつつ、両方保有している私が、この2つのどっちがおすすめか分析してまいります!
目次
私が持っているバイザヤードとダムール
私が持っているのは、バイザヤードはRGの0.14ct、ダムールはWGのSM(0.09ct)です。
どちらも2018年ぐらいに購入しましたが、当時はどちらも10万円台前半だったので、「おおお、今こんなに高いのか…めちゃくちゃ値上がりしているなあ…」と感じました。
どちらも単体で使ってもよし、重ね付けもしやすいちょうど良いサイズで非常にお気に入りです٩( ‘ω’ )و
バイザヤードとダムールを徹底比較
デザインについて
※写真のバイザヤードは0.14ctのRG、ダムールはSM(0.09ct)のWG
フクリン(枠)の部分は、バイザヤードは一重で平坦なデザイン、ダムールは二重になっていて、立体的なデザインになっています。
今回のバイザヤードはRGのものになりますが、YGやPtに関しては枠がもう少し薄い仕様になっています。
▼バイザヤードYGのフクリン
キューレット(ダイヤモンドの先の尖った部分)は、ダムールはどのモデルも枠内に収まりますが、バイザヤードは地金カラーによって収まるもの、はみ出るものがあります。
RG、シルバーは収まりますが、YG,PTははみ出る形になります。
チェーン部分は、バイザヤードは丸く曲線的な形をしているのに対して、ダムールは少し角張った長方形のような形をしています。
ダムールはデザイン上角張った平たい面が多いので、光をより反射するようなデザインになっています。(写真だと全然伝わりませんが、見比べるとダムールのチェーンは非常にキラキラしています。)
留め具部分は、ダムールはCドゥモチーフがついていますが、バイザヤードはプレートのみとなります。
後ろから見ると、さりげなくモチーフアピールができるのでダムールの方が2度美味しい…?かもしれません。
費用・サイズ展開について
ダムールは基本的にXS/SM/LMの3種類、ティファニーは既製品が0.03〜0.17ct、オーダーにはなりますが上は青天井と、バイザヤードの方が幅広くカラット数・ダイヤモンドのグレードをお選びいただくこと※注1ができます。
注1:0.18ct以上のオーダー品にのみグレードが選べます。
また、素材もティファニーはSV925が選べたりと、ラインナップの点で言うとティファニーに軍配があがる形になりそうです。
価格に関してですが、サイズが小さいほどダムールの方が割安、サイズが大きくなるとバイザヤードの方が割安と言えそうです。
ちなみにバイザヤードのSV925は、一番小さいサイズの0.03ctであればK18RGの1/2ほどの値段ですが、0.17ctになるとほぼ地金群と値段差がつかないというのが意外な結果でした。
※定価は2024/11段階のものとなります。
リセールバリューについて
まずバイザヤードに関しては、正直どのサイズも定価の20~30%くらいの買取に落ち着くことが多く、あまりリセール面で言うといいとは言えません…
特にPt950に関しては、シルバーの展開もあることから低くなりがちです。(ぱっと見だとシルバーかPtかわからないですもんね…)
また、YGとRGだとRGの方がリセールが高くなる傾向にあります。これは前述のとおり、RGの方が枠が厚くなるのでカラット数の割に大きく見えるという理由があるのかなと。
一方ダムールは、おおよそ定価の35〜50%での買取となる傾向があるので、バイザヤードに比べるとリセールが良いと言えます。
また、意外にもLMはリセールがいいです。どのブランドもサイズが大きくなる(定価が高い)とリセールが下がる傾向にあるのですが、LMは中古市場に数があまり出ていないこともあってか、ある程度高い相場を保てている傾向にあります。
またその一方、SMは中間サイズで一番人気なように感じるのですが、意外や意外、XSとリセールでいうと大きく変わらないです。
で、結局どっちがいいのか問題
結論から言うと、「どっちも素敵です!好みで選びましょう!」になるのですが…
とはいえ、これだと選ぶのに迷うと思うので、大きく分けて3つの軸で考えていきましょう!
好みや自分のイメージで選ぶ場合
個人的にバイザヤードは柔らかく曲線的なイメージ、ダムールはスタイリッシュで直線的なイメージです。
私の勝手な独断と偏見ですが可愛い系の人は【バイザヤード】美人系の方は【ダムール】の印象があるなあと…
自分がどっちのタイプかよくわからない!という方は、重ね付け予定のアクセサリーで選んでいただくのもいいかもしれません。
リセールバリューで選ぶ場合
新品で購入される場合は、現状ダムールの方がリセールバリューがいいと言えます。
ただ逆にいうと、バイザヤードはリセールがあまりいいとは言えない分、中古品ですと比較的割安に購入できます。
中古品に抵抗がないなら、バイザヤードの方がお得と言えそうです。
一粒ダイヤのネックレスか、ダイヤ付きのチェーンネックレスと考えるかの場合(個人的な意見)
個人の意見にはなりますが、この2つ…確かに1粒ダイヤの代表格ではありますが割と「別物」と思っています。
個人的にバイザヤードは【一粒ダイヤのネックレス】、ダムールは【チェーンネックレスwithダイヤ】というイメージです。
これはお選びになるダイヤモンドのサイズによって変わってくるかもしれませんが、ダムールはチェーンがキラッキラで、特にSMサイズに関してはダイヤモンドの輝きとチェーンの輝きの力関係が拮抗しているような印象を受けます。ダブル主演って感じですかね。
対してバイザヤードは、チェーンは控えめでダイヤモンドの引き立て役に回っていて、主役はもちろんダイヤモンドです。
せっかくなのでティファニーのTスマイルのチェーンと、タサキのネックレスのチェーンと比べてみました。
ダムールのキラキラ度が写真だと伝わらないのが残念ですが、チェーンの1コマ1コマが大きく、主張が強いのがわかるかと思います。
個人的には一粒ダイヤのネックレスとして欲しいのか、チェーンネックレスにダイヤがついたものが欲しいのかで選ぶのもいいのではないかなと思います。
ブランドに拘らないなら、ノーブランドで探すのもおすすめ
という方もいらっしゃるのではないかと思います。
個人的にはブランドに拘らないのであれば、ノーブランドや、少しブランドのグレードを下げて(ヴァンドーム青山やスタージュエリーなど)からお選びいただくこともおすすめです。
カルティエ・ティファニーに比べ、より大きなダイヤの選択肢が増えますよ。
ただ注意点として、テレビショッピング等の通販の場合カラット数は大きいものの、ダイヤそもそものグレードが低く、肉眼でインクルージョン(黒っぽい内包物)が見える…なんてものも結構多かったりします。
私としましては、実物を見て選べるお店で購入されることをおすすめいたします。
まとめ:一粒ダイヤのネックレスは持っておいて損はないです!
いかがでしたでしょうか。
個人的にはバイザヤードもダムールも、1つは持っておいて損はないネックレスの1つだと思います。
この2つは流行り廃りがなく、中古市場を見ていてもそこまで大きな相場変動は起こっていないので、安定した資産として持っておくのも良いのではないでしょうか。
もしお手持ちのブランド品を売って何か買おうかな?と言う際は、まずはLINE査定からいかがでしょうか!
それではまた次回٩( ‘ω’ )و