2025年1月下旬からメルカリがスタートした、【オークション機能】。
メルカリでもオークション形式で出品・購入できたら嬉しいのにな!と思っている方には、なかなか嬉しいリリースなのではないでしょうか。
私は買取業界の中でもメルカリに詳しい、メルカリのプロを自称しておりますので、今回はメルカリ新機能【オークション機能】を実際に使ってみて感じたこと、おすすめの使い方をご紹介していきたいと思います。
目次
メルカリの【オークション機能】って何?
メルカリの【オークション機能】は、メルカリのプラットフォーム上で出品者が販売開始価格を設定し、購入希望者が販売開始価格よりも高い金額で入札し、一番高値をつけたユーザーが落札(購入)できる出品形式です。
ユニークな特徴として、通常のオークションのように何日から何日まで、といったようにオークション期間がありません。最初に入札された日の翌日の20時台にオークションは終了し、最高価格を掲示した購入希望者が落札者となります。
実際に使ってみました!
ものは試し!ということで、せっかくなのでオークション機能を使ってみました。
出品の流れ
1.まずは、通常の出品と同様に写真を撮って文章を書いたら、出品ページ下部にある【販売タイプ】部分を確認!
2.デフォルトだと【価格を設定する】(通常の出品形式)になっているので、【オークション形式】を選択します。
3.オークション開始価格を入力して、通常通り【出品する】を押して、完成です!
入札・落札について
メルカリのオークション機能は、入札が入った日の翌日20時台に終了します。
また、オークション終了を待たずして早期終了(落札価格を確定)することも可能です!
また、基本的には一度入札が入ってしまった商品は一度取り下げたり、通常出品に切り替えることはできないので注意が必要です。
※厳密に言うと商品削除にてオークションの取り消しが可能ですが、おそらく出品者側に何かしらのペナルティがつく形になりそうです。
時間延長について
時間延長については1度のみ延長になったことがあったのでそれを見る限りですが、残り時間5分を切ったタイミングで入札があると、残り時間が5分に延長されます。(残り3分で入札があると、残り5分に延長になるといった感じ)
ちなみにヤフオクは、残り入札時間+5分なので、少し仕様が異なるようですね。

落札されたけど購入(入金)されなかった場合は
落札後24時間以内に支払いがされない場合、自動的にキャンセルとなり、落札額で通常出品されます。
私も1度、落札されたものの購入されない商品がありました。
ちなみに購入キャンセルのユーザーの確認は一切できないので、ちょっとモヤモヤが残りますね。
また、ヤフオクの機能にはある【次点繰り上げ】(2番目に高い金額を入札したユーザーに落札権が移る)はないようで、自動的に再出品される形になります。
ちなみにこの【再出品】ですが、これが結構厄介で、最高落札金額で通常の出品形式で再出品されてしまいます。
そのため、もう一度オークションにかけたい場合は一度下書き状態に戻し、改めてオークション形式にする必要があります。

メルカリのオークション機能のメリット
【出品者側】思わぬ高値で落札される可能性がある
メルカリのオークション機能のメリットとして、購入希望者が複数人いる場合は、競りによって思わぬ高値になる可能性があります!
【出品者側】再出品の手間がない ※例外あり
ヤフオク等ですと、オークションが終了or再出品の上限回数まで達してしまうと、手動で再出品の手続きをしないといけません。
ただメルカリのオークションは、入札が入らない限りずっとオークションが開催されている状況になりますので、再出品の手間がかからないのはメリットですね!
例外として、一度落札されたものの購入されなかった商品を再度オークションにかけたい場合は、再出品の必要があります。
【購入者側】思いの外安く購入できる可能性がある
2025/3現在、まだリリースされて日が浅いこともあってか入札者が少なく、場合によっては安く落札できる可能性があるかもしれません!
メルカリのオークション機能の注意点
【出品者側】思いの外落札額が伸びない可能性がある
これは購入者側のメリットでもある【思いの外安く購入できる可能性がある】と表裏一体なのですが、出品者側からすると落札額が伸びず、安値で売れてしまう可能性があります。
私が出品した限り(4回なので有意差とは言えないと思いますが)、入札バトルになったものは1回のみでした。
どれも相場より安い金額設定でのスタートだったので、個人的には「物足りない」感はあります。
ヤフオクのような激アツな入札バトルを見込んで開始価格をわざと安めに設定したりすると、思いの外落札額が…ということもありそうです。
【出品者側】オークション期間の調節ができない
ヤフオクはオークション期間を1日〜最大7日まで設定できますが、メルカリのオークション機能は最初の入札が入った日の翌日20時台までとなっております。そのため、何曜日に出品するかは結構肝になってきそうですね。
個人的にですが、金曜日に競り開始&入札あり→翌日の土曜日20時台に終了ですと、土日祝休みの方であれば金曜日の通勤時にチェックして入札、おやすみの土曜日に入札バトル…という感じになりそうなので、おすすめかも?しれません。
他にはベビー用品など主婦の方向けの商品であれば、日中にオークションを開催してみるなど、商品ごとに曜日・時間帯等戦略を打ってみると高値落札につながるかもしれませんね!

【出品者側】出品者側である程度購入者を選ぶことができない
例えばヤフオクの場合、悪い評価が多いユーザーや新規のユーザーなど、落札されたくないユーザーを入札履歴から削除することができます。(もちろんそのユーザーが最高入札額の場合、時点ユーザーの金額が反映されることになります)
ただメルカリのオークション機能の場合、入札一覧からユーザー情報を見ることができません。※注1そのため落札(購入)されてから初めて購入者の情報を知らされることになります。
※注1:2025/2ごろまでは全く見れない状態でしたが、2025/3時点ではユーザーのアイコンと名前のみ確認できます。
※2025/2時点はこのような仕様で、入札者情報が一切見れない状態でした。
2025/3時点では、ユーザーのアイコンと名前のみ確認できる仕様になっています。※クリックして購入者ページを見ることはできません。
【裏技】入札者のユーザー情報を確認する方法
ちなみに超・裏技として、このユーザー情報を見る方法があります。
スマホ版ではできないのですが、メルカリをPC版で使用されている方は、ユーザーの特定が可能です。
まず確認したいユーザーのアイコン画面にカーソルを置いて、右クリックを押し、【名前をつけて画像を保存】を押します。
そうすると数字8桁+拡張子が自動生成されるので、数字8桁部分をコピペします。
先ほどの8桁を、URL(https://jp.mercari.com/user/profile/○○○○○○○○)の○の部分に貼り付けて再読み込みします。
そうすると、入札者のユーザー情報が見られます。
ちなみに、最高入札者をブロックして、そのまま落札されてしまった場合はどのようになるかはわかりませんでした。
【出品者側】落札したものの購入しなかったユーザーをブロックできない
メルカリのオークション機能は、落札したら購入が確定するものではなく、落札後購入に進み、決裁をしていただく必要があります。
私も4回出品したうちの1回は残念ながら落札者に購入していただけなかったのですが、購入手続きまで進まないと出品者側からは購入者の情報を知ることができません。
そのため、落札ばっくれユーザーをブロックすることができない仕様になっています。※注:2025/3現在、裏技を使うと特定できます

【落札者側】ヤフオクにある「入札単位」「自動入札機能」がないので入札価格に注意が必要
ヤフオクには入札単位という、金額ごとに入札ができる単位(金額単位、金額幅)があります。
例えばヤフオクで5万円開始・入札単位が1,000円のオークションで、70,000円で入札を入れたとすると、69,000円の入札者が現れるまでは入札上限の金額までオークション価格が上がることはありません。
ところがどっこい。メルカリは次点入札者の金額に関わらず、入札した金額が一番高額であればダイレクトに現在価格に反映されるシステムになっています。
メルカリは自動入札の機能はないので、入札価格には注意が必要ですね。
個人的に、オークション機能のおすすめの使い方
レアアイテムなどの相場がわからないもの・値付けの自信のないものの出品
個人的なおすすめとしては、相場がわからないもの・値付けの自信がないものはオークション機能がおすすめです!
いわゆる流通量が少ない【レアアイテム】が該当するのではないでしょうか。
私は買取業界にいるので、一般の方に比べるとある程度商品の相場を捉えることは得意かと思います。
そのため所謂【即売れ】はなかなか経験しないのですが、とはいえ時々出品後数分で売れてしまったものがあり、「うわ〜もう少し高くてもご購入いただけたな〜」と感じることもあったりするんですよね。
特にそのような商品はいわゆる廃盤品が多く、購入後のメッセージに

という方が多かったです。コレクターの方は虎視眈々と出品を待っていた可能性もあったのかもしれませんね。
このような商品の場合、正直もう少し高くても全然売れる可能性はあるかと思います。
リアルな相場が掴みにくい商品は、一度売りたい金額でオークションにかけてみる使い方がおすすめです!
長い間売れ残っている商品の在庫処分

という商品、あると思います。私もあります。
そのような商品はとりあえず買取店に売ってもいいかなと思う金額でオークションにかけてみて、その値段で売れてしまったなら仕方ない、そこから入札が伸びればラッキー!という使い方は結構おすすめです!
私もこの方法で、オークション機能で何個か売れない在庫を処分することができました。
元々の出品額よりは安くの落札になったとはいえ、買取店の買取額よりは高くで売れたので、満足です!
メルカリで売るのは怖い、ただ少しでも高値で売りたい…そんな時は【委託販売】!

という方はぜひ、委託販売も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
できる限り、売値から大きな乖離ない金額が欲しい!そんな時におすすめなのが委託販売!
熟練のバイヤーが、お客様のご希望や現状相場を考慮し販売金額のご提案をさせていただきます。
出典:retro.jp
retro.jpは東京・渋谷にあるブランド買取業者です。運営元は株式会社retroで、買取業務を専門に行なっており、高い査定力、高額買取が魅力の業者です。
委託販売の場合は販売金額※1に応じて90〜70%が返金される形になります。
※1:自社販売サイトの税抜き価格が販売価格となります。
委託販売では「いくらで売れて」、「いくら返金されて」、「いくらretroへ支払っているか」が一目瞭然です。
販売金額に応じで返金する割合も事前にご提示しているので、損をすることなく安心して取引が出来ますね!
委託販売開始から180日間は返品ができませんが、買取への変更はいつでも可能です。
「やっぱり買取にしよう」と思った時も安心ですね。
まとめ:うまく使い分けて賢く売りましょう!
いかがでしたでしょうか!
個人的にはメルカリオークション機能、うまく使えば上手に不用品を売却できるので、結構おすすめかなと感じました!
とはいえ、メルカリは出品・梱包・発送・ユーザー対応と、何かと面倒なのも事実。
そのような場合は、買取店を利用するのはいかがでしょうか!
お手持ちのブランド品がいくらになるかな?と思ったら、まずはLINE査定から!
それではまた次回٩( ‘ω’ )و