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【闇バイト対策】お客様側でできる、出張買取時の対策を伝授!

2024年も終わりに差し掛かってきて、ここ最近非常に問題になっている【闇バイト
スマートフォンやSNSの普及で人と人との繋がりが安易に持てるようになった昨今、その利点を活かして悪い方向に利用されているのもまた事実です。

空き巣や強盗に入る人間はその家の下見を入念に行い、どこに何があるか、どの時間が不在なのかを把握していると言われています。他人の自宅の資産のありかをどのようにして知るのでしょうか?
そのためには自宅に入る必要がありますが、合法的にご自宅に上がれる職業といえば限られていますよね。
具体的には、水道管の点検や家電の修理、訪問販売、そして買取店の【出張買取】があるのではないでしょうか。

そうとなると、「出張買取って危険なの?」「情報が漏れているの?」と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
ということで、今回は現役の査定士でもある私が、出張買取を利用される方向けにご自身の身を守るための対策を伝授いたします!

 

【経験論】出張買取では、お客様のことが一番わかる

まず大前提、超大前提として言わせてください。出張買取業者のほとんどが健全な経営をしていますし、お客様の情報は適切に管理されています。
そのため、基本的に出張買取から闇バイトのターゲットにされることはない…と言いたいところですが、絶対とは言い切れません

私自身査定をしていて感じますが、お客様の情報が一番わかるのが出張買取です。その方の人どなりに限らず、ご自宅を伺うとご趣味、生活リズム、家族構成といったライフスタイル等も見えてきます。やはり家にはその方の全てが詰まっているといっても過言ではないのかもしれませんね。
そしてこのような情報は、闇組織からすると喉から手が出るほど欲しい情報でしょう。出張買取で得た情報を闇組織に流す人間はいてもおかしくないと言えます。

これは大手企業だから安心だとか、中小企業だと危ないなどではなく、どこにでもお金のために悪事を働こうとする人間はいるということです。そこは念頭に置いておきましょう。

 

現役査定士が考える、出張買取時の対策方法

さて、出張買取が場合によっては…ということが理解していただけたかと思います。
とはいえ、便利な出張買取。利用したい方もいらっしゃいますよね。
出張買取時にご自身の身と財産を守るためにどのように対策したらいいのか、現役査定士の私が考える対策方法をお伝えします!

 

【MUST】自分から出張買取業者に依頼をする

これはマスト中のマストですが、営業をかけてきた買取店ではなく、ご自身で買取業者に出張買取を依頼するようにしましょう。

世の中には「ご自宅にご不用品はありませんか?」と営業をかけてくるテレアポ部隊のいる買取業者もありますが、営業力のある会社はそのような営業は行なっておりません。
裏を返せば、営業力やネームバリューがない故にアポインターが必要というわけですね。

そのような会社は、出張買取を取り付けるまでに多くのコスト(通常の買取店には必要ない、アポインターの人件費等)がかかっております。さて…その余分なコストはどこから捻出するかというと…
もうお分かりですね。お客様からいただく利益からです
これは闇バイト対策とは別件になりますが、アポインターのいる会社に依頼すると買い叩かれることも多いのでお勧めできません

また、営業をかけてくる買取店は、個人経営や法人でもホームページがないorあっても作りが簡素で全く更新されていないなど、実態を伴わない、素性の怪しい買取業者である可能性も高くなると言えます。
買取業者をご自身で選び、そこに電話をかけて出張買取の依頼をするようにしましょう。

 

玄関口で対応してもらうようお願いする

闇バイト対策として有効的なのは、相手に自宅の情報(間取りや貴重品の有無、窓の施錠状況等)を必要以上に伝えないことです。
自宅の情報を査定士に伝えないためには、玄関口での査定がベストです。

部屋が散らかってて玄関口で査定でも良いでしょうか?」と一言行っていただければ、基本どの買取店も対応してくれるケースがほとんどかと思います。
むしろ逆に「部屋での査定じゃないと…」という業者は怪しいと思った方がいいかもしれません。
※あまりにも玄関口の照明が暗く、査定に支障が出る場合はお部屋での査定をお願いさせていただく可能性があります。

ちなみに、玄関口の査定は査定士側からすると腰がやられるので、事前(申込時)に言っていただけると非常に助かります…!(結構切実なお願い)

また、マンションの共用部にあるエントランスやラウンジなどでも査定がOK!としている業者もありますが、こちら厳密にいうと古物営業法上グレーなので、あまりお勧めはできません。

査定品(検討しているものも含む)は全て出した状態にしておく

出張業者を呼んで思いの外値段がつくと、「あれも査定してほしいな」と他の商品を取り出しに行くときもあるかと思います。

ただこの行為、場合によっては査定士側に「ああ、このご家庭のクローゼットのこの辺りにはこういうものがあるんだな」と品物の在処を知らせてしまう可能性があります。

なるべく査定品(検討段階のものも含め)は全て出した状態にしておき、相手にどこに何が収納されているか分からないようにするのがベターです。

 

必要以上に資産になりうるものの話をしない

お客様によっては「あれも持っているよ」「これも持っているよ」「〇〇に別荘があってね」とお話ししてくださる方がいらっしゃいます。
このような話はついついしてしまう方が多いかと思いますし、査定士側からするとお話が弾むお客様はとても接しやすいのですが、必要以上に話をしないことも自身の財産を守るためには大切ですね。

特に売る予定のないものや、資産性の高いもの(金融資産や不動産など)に関しては、お話が楽しいからといって明かしすぎないようにしましょう。

 

部屋のドアを閉めておく

部屋の間取りがわかってしまうと、「あの突き当たりに収納があるな」「あそこの窓は施錠されてないな」等、必要以上に情報が伝わってしまう可能性があります。
なるべく相手に部屋の間取りを知られないように、部屋のドアは閉めた状態にしておきましょう。

 

それでも気になる方は:出張買取を使わず、店頭・宅配査定を利用する

上記まで読んでいただいて、「いや…とはいえ査定士さんと楽しくお話もしたいし、警戒してばっかりでもなあ」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

査定士とのコミュニケーションを楽しみたい方は店頭査定物量が多くて店頭は大変という方は宅配査定を利用してみましょう!
ご自宅にいながら早く買い取って欲しい!という場合は、買取店によってはバイク便買取等のスピーディな買取方法もありますよ!

 

まとめ:用心するに越したことはないかも?

いかがでしたでしょうか。
放送番組のAbemaTVの闇バイト特集でも取り上げられていましたが、闇バイトに使われる裏リストに載ってしまうことは、完全に防ぐことは難しいと言われています。
そう考えると、用心しすぎるくらいが良いのかもしれませんね。

いきなり出張買取を呼ぶのは…という方は、まずはLINE査定からいかがでしょうか?

それではまた次回٩( ‘ω’ )و

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