女性であれば誰もが憧れるシューズブランド、クリスチャンルブタン。
最近では人気ドラマ「ドクターX」で米倉涼子演じる大門美智子が着用しています。
ルブタンはハイブランドだけあって1足の定価は軽く10万は超え、なかなか欲しくても手が出ない人が多いと思います。
ですがインターネットを見てみると新品のルブタンが1万で売っていたりします。
本物なの?と疑うと思いますが、購入しないで下さい。ほぼ偽物と言えるでしょう。
ルブタンは人気ブランドなので偽物が数多く出回っています。
そこで今回はルブタンの偽物を買わない為に、偽物の見るべきポイントをご紹介いたします。
見るべきポイント
ルブタン偽物:1
ルブタンの特徴と言えばレッドソール。
ソール部分を見るとやはり偽物と本物では違いが見受けられます。
シューズ部分比較
どちらが本物かわかりますか?
本物は左で偽物は右になります。
本物のソールはツヤがありツルツルとていますが、偽物は本物に比べマットになりざらざらとしています。
また刻印を見てみると刻印が浅く彫ってあり、雑です。
そして細部の作りを見るとよりわかると思います。
フチ部分の処理が全くされていません。
本物はフチまで丁寧に処理されています。
まずはソールを見て細部の作りの違いを確認しましょう。
ルブタン偽物:2
アウトソール比較
偽物
本物
アウトソールのロゴをアップで見比べると字体だけでなく、彫りの深さに明らかな違いが見受けられますね。
また、気になっている方も多いとも思われる、下の画像のような made in spain となっているもの。
みなさんは本物か偽物どちらだと思いますか?
Made in italy のルブタンがメジャーなので、偽物なのではないかと疑われる方が多いのですが、正解は本物です。
エスパドリーユやウェッジソールなど地中海地方を起源とする製法のものは、スペインの工房が生産性・クオリティ面で秀でているため、ルブタンのアイテムでも上記のようなデザインのものはスペインで作られています。
また偽物業者は定番のデザインや製法に絞って生産したほうが効率的なので、わざわざmade in spainの定番から外れたアイテムを作ることは稀です。
よってmade in spainの偽物が出回ることは少ない印象です。
インソール比較
着用しているうちに摩耗して薄れてしまうインソール部分のロゴですが、こちらも見極めるポイントになります。
偽物
本物
上の画像が本物です。違いはわかりますか?
上の本物に比べ、下の偽物は文字の細部が違う形になっています。
活字体のchristianの、nの部分や筆記体のlouboutinの、tの部分などに注目すると、明らかな違いに気が付くことができますね。
今回はロゴの字体に焦点を当てましたが、こちらは年代などによって若干違うので、プリントの精度や質感も重要な判断基準となります。
ルブタン偽物:3
ルブタンと言えばレッドソールのパンプス!というイメージがありますが、バッグや財布といった革製品も人気商品のひとつです。
こちらにも偽物が存在しますので、ポイントを細かく比較していきましょう!
ロゴ比較
偽物
本物
ルブタンの本物偽物を見分ける一番のポイントはロゴです!
有名ブランドの多くはロゴにブロック体を採用してますが、ルブタンのロゴは筆記体です。
筆記体はブロック体に比べ形が複雑なので、字のバランスに違和感が出やすく、偽物にはなかなか真似ができなくなっています。
上の画像のように Louboutin ロゴの “O” 部分内側が潰れてしまっていることが、偽物にはよくあります。
スタッズ比較
偽物
本物
ここで注目をしてもらいたいのが、スタッズの付け根部分です。
本物はきれいに処理がされているのに対し、偽物はスタッズ付け根に断面が見えます。
細部まで美しく仕上げるのが、偽物には真似できない、本物のクオリティです。
縫製比較
偽物
本物
ルブタンはもちろんのこと、高級ブランドが手掛ける革製品の多くには、斜め縫いが施されています。
画像の本物は右上から左下へ美しく整った縫製ですが、偽物は並行に縫われていて、所々にガタつきもあります。
ルブタンの革製品は、高い技術を持ったプロが手作業で縫っていますので、汚くガタつくことはありません。
ファスナープル比較
偽物
本物
ファスナープルなどの金具は、本物偽物を見分けるのにとても重要なポイントのひとつです。
偽物には金具のぎらつきがあったり、違うメーカーが使われていたりすることが多くあります。
画像の偽物にぎらつきはありませんが、ファスナープルの淵に赤色のものが付着しています。
ファスナープルの内側の塗料がはみ出したのだと思われます。
付属品
シューズに付属しているものにもやはり違いが見受けられます。
箱
下の箱は偽物です。
偽物ですが、ロゴの字体では残念ながら本物か偽物かはわかりません。
本物でも色々な箱があり、見極めるポイントにはなりません。
ですが写真ではわかりませんが材質が本物と偽物では違いがあります。
本物は固めの素材ですが、偽物は段ボールのような素材で出来ています。
実際に触って比べてみると違いがわかると思います。
保存袋
靴を保存する袋は見ただけでも違いがわかります。
保存袋にも色々な種類がありますが、今回は赤の保存袋を比べてみます。
本物は深い赤に対して偽物は明るい赤になります。
また素材も本物は柔らかくしっとりしていますが、偽物は固くメッシュのような素材です。
拡大すると
このような素材になります。
ロゴの字体は箱同様、年代などによって若干違うのでロゴの字体だけで判断は難しいと思います。
付属品の見るべきポイントは素材です。
偽物はコストを抑えたいため、安い素材を使う傾向にあります。
本物を知る
本物か偽物か見分ける記事になり矛盾していますが、1番大事なのが本物に触れるということです。
本物をたくさん持っている人は、履くと偽物か本物かわかります。
やはり履き心地が全く違うみたいです。
1足が10万円を超えるルブタンなので、本物のディテールは真似できないということです。
クリスチャンルブタン偽物のまとめ
もしインターネットで安くルブタンが売っていたら細部の違いにポイントに目を向けて見てみましょう。
もしかしたら本物が本当に安く販売しているかもしれません。