婚約指輪って結局何を買えばいいの?現役バイヤーが婚約指輪の買取事情をご紹介。

婚約指輪に憧れを抱いている女性はたくさんいらっしゃると思います。
赤いバラの花束とともに婚約指輪をパカっとされるシーンは、一生の思い出になることでしょう。

とはいえ、さまざまなご理由で婚約指輪を手放す方も多いのではないでしょうか。
この業界にいると婚約指輪を売却されるお客様とお会いすることが多いのですが、やはり皆様「そこまで安くなるんですね・・・」とがっかりされるケースが多いです。

なぜ婚約指輪のリセールは良くないのか。できる限りリセールを高めるためにはどうしたら良いのか。
婚約指輪の買取事情からリセールバリューを考えた婚約指輪の選び方まで、現役バイヤーである私がお答えします★

 

そもそも婚約指輪の起源・贈る理由は?

日本で婚約指輪を贈る慣習ができたのは1950年ころと言われています。
これは、ダイヤモンドの輸入が解禁されたことや西洋文化が取り入れられるようになったことなどが相まったとされています。

ちなみに左手薬指に着ける理由は「人の心は薬指に繋がっている」「左手の薬指には心臓に続く太い血管が通っている」という古代エジプトの教えによるものなのだそう。

婚約指輪を贈ることは、結婚の約束や決意を形にしたもの。
また、生涯の夫婦の財産として相応しいジュエリーとして、希少なダイヤモンドが選ばれることになったとされています。

 

婚約指輪ってどれくらい予算をかけるもの?

ゼクシィ結婚トレンド調査2021】の結果によると、婚約指輪の平均は約35万円前後とのことだそうです。
少し昔までは、

男は黙って婚約指輪は給料の3か月分!(キリッ)

・・・なんて言われてもいましたが、実際のところそこまで予算を割く男性は少数派なのだとか。
おおよそ皆様20~40万円の間でお選びいただいていることが多いそうですよ。

 

婚約指輪のブランドについて

婚約指輪を選ばれるとき、どのブランドで選ぼうと悩まれる方も非常に多いのではないでしょうか。
婚約指輪のブランドはどちらもれっきとした歴史あるブランドが多く、明確な線引きはありませんが、
今回は買取の際の評価として【ラグジュアリー系ブランド】と【それ以外のブランド】で分けてご紹介いたします。

 

ラグジュアリー系ブランド:素材+ブランド力で評価されることが多い

今回の記事で指す【ラグジュアリーブランド】は、下記の通りです。

・ハリーウィンストン
・ヴァンクリーフ&アーペル
・グラフ
・ティファニー
・カルティエ

・ブシュロン
・ブルガリ

・ショーメ
・ピアジェ
・タサキ
・ミキモト

などなど。簡単にわかりやすく言うと

憧れのラグジュアリーブランド!

と世間一般的に言われるブランドが当てはまります。
基本的にラグジュアリーブランドに関しては使用するダイヤの質も厳選されているため、概してダイヤの質は良いものが多く、そこにブランドとしての評価が乗っかる形になります。
特にハリーウィンストンなどの高価な婚約指輪に関しては、【選び抜かれた質の高いダイヤ×圧倒的なブランド力の高さ】もありリセールが見込めるものも多いですよ。

ただ、ラグジュアリーブランドということもありやはり金額は張る傾向にあります。
選ばれるお品物にもよりますが最低でも50万円~は必要でしょう。さらにダイヤの大きさやクオリティも求めるとなると100万円~のご予算が必要になるケースもしばしば・・・。

 

ラグジュアリー系ブランド以外:素材のみで評価されることが多い

上記で紹介しなかったブランドに関しては、基本的に素材買い(ダイヤとリングの素材のみの評価)になることが多いです。
先ほどのブランドジュエリーも婚約指輪となるとどうしても定価からの乖離が大きいのですが、それに当てはまらないブランドの場合さらに乖離が大きくなります。

いやいや、4℃やヴァンドーム青山もブランドじゃないですか?

と仰るお客様もいらっしゃる中恐縮ですが、やはり世界のラグジュアリーブランド(ハリーウィンストンなど)と比べるとブランド力で引けを取ってしまいます
もちろんダイヤの質や素材に拘れば、4℃などでも100万円を超える婚約指輪はありますが・・・
どうしてもブランドとして評価をすることが難しく、純粋にリングとダイヤの素材のみで評価されることがほとんどです・・・。

ただ、ラグジュアリー系ブランドと比べてブランド料が大幅に乗るわけではないので、低予算でも良質なダイヤを選ぶことができるのは魅力的ですよ!

 

 

婚約指輪のリセールはどうして低いのか

さて、上記のように【ラグジュアリー系ブランド】と【それ以外のブランド】では婚約指輪としての評価が違うということはご理解いただけたかと思います。
ただラグジュアリーブランドであっても婚約指輪に関しては、ご購入時の金額からの乖離が非常に大きくなってしまいます。
それはどうしてなのでしょうか・・・?

基本的に婚約指輪は新品を購入される方が多いため

基本的に婚約指輪は新品を購入される方がほとんどであるかと思います。
服やかばんは中古でいいけど、婚約指輪は中古はありえないな・・・と思われている方も多いのではないでしょうか。

必然的に中古の婚約指輪の需要自体が高くないため、どうしても価格を下げないと売れづらいという側面があります。

 

かっちりとした6本爪に一粒ダイヤといった【いかにも】感が強いため

婚約指輪と言えば6本爪に1粒ダイヤといったシンプルなデザインが多いですが、やはりこのデザインが【いかにも】婚約指輪だなあ・・・という感じは否めません。
そのため普段使いにはあまり適したデザインとは言い難いですね。

また、婚約指輪に限らず6本爪のデザイン自体が比較的昔のジュエリー類に多く、その関係上古物市場ですと「古いデザイン」という評価を受けやすいです。

 

心理的に前の所有者の念のようなものを感じる方が多いため

ブランドのバッグやネックレスなどと違い、婚約指輪を手放す方の理由はそれこそ婚約破棄や離婚など、どちらかというとマイナスな理由の方が多いはずです。
私自身オカルトな話はあまり信じないタイプですが、やはり婚約指輪となると前の所有者の念のようなものを感じるような、感じないような・・・。

前の所有者の方が離婚して売ったものを身に着けていたら、念が移って私も離婚しちゃうかもしれないなあ・・・
ものに罪はありませんが、どうしても前の所有者の手放した理由を考えると抵抗感を感じる方も少なくはないでしょう。

 

婚約指輪のリセールバリューを高めるためには

ザ・婚約指輪というデザインは避ける

先ほどお話しした一粒ダイヤ×6本爪という【ザ・婚約指輪】というデザインは、古物市場的にはあまり人気が高くありません。
少しご予算的には上がってしまうかもしれませんが、パヴェダイヤになっているようなものを選んでみたり、一粒ダイヤでも爪(留め具)があまり目立たないデザインですと、リセールバリューの観点ではプラス評価になりやすいです。

そのブランドのアイコンリングを婚約指輪にする

婚約指輪に適しているとは言い難いですが、そのブランドのアイコンリングを婚約指輪にするとリセールの点で言うと最強です。

例1:カルティエのジュスト・アン・クルリング

例2:ヴァンクリーフのアルハンブラリング

 

例3:グラフのバタフライリング

 

婚約指輪の売却で悩んだらどこに売る?

retro


出典:retro.jp

retro.jpは東京・渋谷にあるブランド買取業者です。運営元は株式会社retroで、買取業務を専門に行なっており、高い査定力、高額買取が魅力の業者です。

実店舗は構えていませんが、渋谷駅から徒歩数分のところにある本社で対面での買取にも対応しています。

また、retro.jpならではの買取方法としてお客様から預かった商品を代わりに販売し、買取金額の70%以上を返金する「委託販売」があります。
委託販売では基本的に買取するよりも高い返金が期待できるのが魅力ですが、選ばれている主な理由は売れた金額と返金する金額が明らかなところです。

通常は買取が成立したらそのあといくらで売られているかまで調べませんし、わからないことが多いと思いますが中にはかなり高額で販売している場合もあり、売った方が損をしてしまうケースもあります。委託販売では「いくらで売れて」、「いくら返金されて」、「いくらretroへ支払っているか」が一目瞭然です。販売金額に応じで返金する割合も事前にご提示しているので損をすることなく安心して取引が出来ます。

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ギャラリーレア

出典:ギャラリーレア

ギャラリーレアは東京・大阪をメインに展開されている東証一部上場グループが運営する買取店です。
各種ブランドの高価買取を実現しており、様々な販路を持つギャラリーレアは高価買取を実現しているのも頷けます。

査定方法は店頭・宅配・出張と3種類から選べます。店頭に関しては基本的に駅近がほとんどなので、アクセスのいいところも◎ですね。

ギャラリーレアに買取を依頼する

 

結論:リセールも大事ですが、一生の思い出に残る一品を選びましょう☆

婚約指輪選びは一つの「出会い」であると感じています。
ダイヤモンドは天然のお品物です。世の中に一つとして同じものはありません。

売却時のリセールももちろん大事ではありますが、基本的には一生に1度しか贈り・贈られることがないであろう婚約指輪。
ぜひ気に入ったものを選んでいただかれた方が、後々後悔しない可能性が非常に高いですよ。

いくらで売れるんだろう?と思った際は、まずはLINE査定から☆
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