キャトルリングってハゲるんですか?3年使ってみた感想… | 中古ブランド品の買取業者が教えるブランド買取ニュース

キャトルリングってハゲるんですか?3年使ってみた感想…

ブシュロンのアイコンラインといえば、キャトルとセルパンボエムじゃないでしょうか!
キャトルは4つの異なるデザインが重なるモチーフですが、そのユニークさから世界中のユーザーの心を掴んでいる、代表的なアイコンジュエリーです。

さて、そんなキャトルですが「剥げる」という関連ワードが出てくるなど…
実際に剥げるのか、リセールはいかなるものか。実際に持っている私が色々分析してみました!

 

ブシュロンの【キャトル】ってどんなアイテム?

ブシュロンの【キャトル】は2004年に誕生したブシュロンを代表するアイコンジュエリーです。
「キャトル」はフランス語で数字の4を指し、その名の通り4つの異素材・異なったデザインモチーフが重なったデザインが特徴的なアイテムですね。
リングが代表的ですが、ネックレス、ピアス、ブレスレットなど様々な展開がありますよ!

ちなみにキャトルは4連じゃないとキャトルというわけではなく、亜種のキャトルハーフ(4の1/2なので2連)など、バリエーションは多岐に渡ります。

 

手持ちのキャトル四人衆を召喚!

実は私井出、ブシュロンめっちゃ好きなんですよね(突然の告白)。多分、業界で一番ブシュロン持っている自信があります
もっちのろんキャトルも持ってます٩( ‘ω’ )و

せっかくなので、我が家にあるキャトルリングたちを召喚しました。
左からキャトルブラック、キャトルホワイト、キャトルラディアント、キャトルレッドです。

ちなみに我が家の結婚指輪はキャトルです。なので夫も持っているという感じですね。

蛇足ですが、キャトルレッドは2024/9に廃盤が決定したそうで、オンライン上はまだ画像はあるものの今ある在庫のみ、在庫がなくなり次第完全に廃盤となるそうです。可愛かったのに…残念ですねー。。。
オンラインの画像のイメージより深い赤で、レッドというよりはスカーレットって感じで、個人的には好みだったんですがね。。。

ブシュロンは他のブランドに比べて結構廃盤になるスパンが短いイメージですね。欲しいものは早いうちに買うべきだなと感じました。

今のネイルに全然合わないんですが、キャトルレッドめっちゃ可愛いです!(時計もブシュロンのリフレにしてみました。)

 

キャトルは【剥げる組】と【割れる組】がある

そういえば、google大先生で【ブシュロン キャトル】と調べてみると、このような関連ワードが。

ダサいは言語道断!笑
なるほど。確かにハゲてしまうのを気にされる方は結構多いのかもしれませんね。

ちなみにブシュロンのキャトルはよくハゲにフォーカスされがちですが、厳密にいうと色によって【剥げる組】と【割れる組】が分かれます。(こんな組名をつけたらケリングさんに怒られそうや…)

仲間分けをするとこんな感じに。

 

剥げる組:キャトルブラック・キャトルクラシック(ブラウン)

まずは剥げる組から。
剥げる組のキャトルクラシック・キャトルブラックは、K18の上からPVDコーティングという特殊なコーティング技術が施されているのですが、使用していく上でこのコーティングがはげてしまう可能性があります。というか、井出、断言します。剥げます

あと、PVDコーティング部分は艶感のある仕上がりのため、細かい傷がつきやすいですね。
ただ地金部分にコーティングされているので、地金部分が割れるといった割れのリスクはありません

写真はキャトルクラシックのラージですが、ブラウン色のPVD部分が剥げてしまっているのがわかりますね。

ただこの剥げ、捉え方は人それぞれです。その人だけのオリジナルマイキャトルとも言えます。
使い込まれて剥げてしまったキャトル、その方の生活と共にあったんだなあ…と、個人的には素敵だなと感じます!

 

割れる組:キャトルホワイト・キャトルレッド・キャトルブルー

お次は割れる組ですね。こちらはカラーの部分がK18ではなくセラミック素材になっているので、そもそも素材が違うんですよね。
マットなセラミックのため、剥げず、傷も目立ちにくいメリットがあります。
またセラミックなので、カラー部分にK18が使われている剥げる組に比べると定価が若干お安いですね。

ただ素材がセラミックのため、強い衝撃がかかると割れてしまうリスクがあります。

お写真はRINKAN様の販売品になりますが、ホワイトの部分が割れてしまっているのがわかりますね。

出典:RINKAN楽天市場店

 

3年使った剥げる組・割れる組はどんな感じに…?

さて。皆様が気になる点として「使っていくとどのくらい使用感が出るのか」「剥げてしまうのか」「割れてしまうのか」だと思います。

前述の通り我が家は結婚指輪がキャトルなので、3年ほぼ毎日着用していたのですが、どのような感じになったのかと言いますと…
※入浴・調理中、就寝時は外しての使用です。

まず剥げる組の夫のキャトルブラックですが、うーん。やっぱり3年ほど毎日使うとちょっと剥げてしまっていました
あとやはり、傷はつきやすいですね。結構傷まみれという感じです。

お次に、割れる組の私のキャトルホワイト・レッド。地金部分は細かな傷がついてしまっていますが、セラミック部分はかなり綺麗な状態が保てています。

キャトルレッドはあまり使用していないので比較対象として適切ではないと思いますが、そちらも割れておらず綺麗な状態です。

こう考えると、使用感が出にくいという意味では割れる組の方がおすすめですね。
買取業界で中古のキャトルを見ていても、PVDの剥げたお品はしょっちゅう見ますが、セラミックの割れたお品はほとんど出会ったことがありません。

 

修理代ってどれくらいかかる?

ちなみにPVDのハゲ、セラミックの割れが生じた場合は、有償ではありますが修理をしてもらえます!
費用はPVD再コーティングが38,000円〜くらい、セラミックの割れ修理が43,000円〜だったかと思います。(少し前の情報ですので、詳しくはブシュロンジャパン様へお問い合わせください。)

正直、「た、高い…!」

ブシュロン、個人的な感想ですが修理代全般が高いイメージですね。
磨き修理だけでも3万円OVERなので、例えばカルティエの磨き(2万円台前半)と比べると結構高いです。

どっちも嫌だという方に:キャトルラディアント、行っちゃいましょう!

禿げるのは嫌、割れるのも嫌…そんな要望を満たすキャトルシリーズはないんでしょうか?

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが【キャトルラディアント】!

私井出が持っているこちらはダイヤが一周入っているモデルです。ハゲ・割れのリスクがなく、フルエタニティになっているタイプです。
日によってキャトルホワイトと重ね付けしたり、レッドと重ね付けしたりしていますが、表情が全く異なる2つとも相性よく使えて超万能。単体でつけてもキラキラで可愛いです!

ただ…そうですね。お値段は結構、結構、結構…OH…って感じですね。(2025年現在の定価で86万円…)
まあ、ここら辺は勢いで買うしかありませんジュエリーの世界は資本主義なのでね…
大丈夫です。清水の舞台から飛び降りても痛いのは口座残高だけです。行っちゃいましょう!

あとはダイヤなしの全て地金タイプのキャトルラディアントもあります。
そちらもおすすめですが、他のキャトルと重ね付けされたいのであれば、圧倒的にダイヤのラディアントがおすすめです!

 

リセールバリューの観点でのおすすめ:割れる組

ちなみに中古市場のお話をすると、割れる組の方が高く評価されることが多いです。
もちろん剥げる組でも綺麗に保てていれば問題ないのですが…やはり使っていくと剥げてしまうこともあって、リセールで言うとあまりいいとは言い難いです。

リセール重視で買われるなら、割れる組から選んだ方がベスト!

中古市場を見る限りですが、キャトルレッド・ブルーは中古での数が少ないので、比較的リセールが高い傾向にあります。
ブルーのキャトルハーフ、出て欲しい!(切実)

 

Q:結婚指輪にキャトルを選んでよかったですか?

ちなみに周りからよく聞かれる質問として、結婚指輪にキャトルを選んでよかったですか?というのがあります。
これですねえ…正直に言いますと、「めっちゃよかったです!!!!!!!!

確かに、色によってハゲ、割れのリスクはありますし、キャトルは公式でのサイズ直しが不可なので、かなりハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
私も購入時、ブシュロンのスタッフさんに「サイズ直しができませんが、大丈夫でしょうか?」と何度か念押しされた思い出があります。

ただブランドのアイコンなので長く使える可能性が高いですし、キャトルの魅力はなんといっても重ね付け!
人生のイベントごとに買い足す、というのも素敵ですよね。グログラン、クルドパリといったブシュロンの地金系ジュエリーとの相性も最高です。
あとはサイズが変わらないように、体型維持にも努められると思います。笑

元々私の希望ではなく夫のチョイスだったのですが、キャトルの魅力にハマれてよかったと思っています!

キャトルを結婚指輪にした有名人

せっかくなので、キャトルを結婚指輪にされている有名人をお一人紹介したいと思います。

それがかの元Appbank創業者であり、元社長であり、元社員である、【マックスむらい】こと村井智建さん。

いやなんでそこ行ったし…?

いやいや。よくご紹介されがちな有名人だと面白くないじゃないですか。買取ニュースはこれからも重箱の隅を突き続ける存在でありたい。

で、そのマックスむらいさんも結婚指輪がキャトルなんだそうです!
(しかもラージという。やっぱり上場企業創業者は一味も二味も違う…笑
キャトルのことをハンバーガーみたいと言っていて、私はもうキャトルラージはハンバーガーにしか見えなくなってしまいました…笑

あと、やはりむらいさんのキャトルもPVD部分が禿げちゃっていますね。あのむらいさんですらキャトルの剥げを阻止できないわけですから、剥げる組の宿命として、受け入れましょう—–

詳しくはこちらから→私の結婚指輪を初めてお見せします【ブシュロン】

 

 

まとめ:ブシュロン高価買取頑張ります٩( ‘ω’ )و

私キャトルをはじめセルパンボエムからパオン、アニマルコレクションに渡るまで幅広く集めているなかなかのブシュロン通です。
ジュエリーブランドで一番ブシュロンが好きなんですが、そんな私の悩み…

そう。なかなかお買取現場で出会えない…( ;∀;)

これはどの買取業者さんでも一緒だと思います。カルティエ、ヴァンクリ等と比べると圧倒的に流通量が少ない…
だからこそ、適切な買取業者選びは大切なブランドと言えますね!

ブシュロンの買取は、おそらく業界一ブシュロンを保有している(と思います本当に)+知識量に自信のある井出にお任せください٩( ‘ω’ )و
現行品・廃盤品もできる限りお値段頑張ります!

 

 

それではまた次回٩( ‘ω’ )و

 

 

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