ロエベはスペイン王室御用達の高級ブランドで2016年に販売開始されたハンモックは、6wayバッグとして使用でき今ではロエベのアイコンバッグになりつつあります。
人気バッグとなっただけにコピー品も多く出回り、わかりやすい偽物から精度の高い偽物まで市場に出回ってしまっています。
今回はその中でも非常に精巧に作られている偽物を本物と比較していきます。
目次
ロエベハンモックの正規品と偽物の比較
偽物を見極めるには本物と偽物を見比べて違いを知ることです。
偽物単体ではなかなかわからないものも、偽物と比較することで違いがわかり自然と偽物だけを見ただけで判断が出来るようになってきます。
本物(正規品)と偽物のハンモックを見ていきましょう。ここで説明する画像は左側が本物(ホワイト)、右側が偽物(ブラウン)です。
バッグ全体
全体を見るだけではあまり大きな違いはなく判断するのは難しく、ブラウンのハンモックは正面部分に使用による傷が見受けられますが、どちらが偽物かすぐにはわからないと思います。
続いて細部を比較していきます。
2.内側ブランド刻印
バッグの内側にあるブランドの刻印です。
どちらもきれいに刻印されていて、ステッチ(縫製)も汚いところはないように見えます。
ブランド刻印での判断も難しそうです。
3.コバの縫い合わせ部分
縫製が雑な偽物も多く、偽物か本物か判断するポイントになるのですが、コバとのつなぎ目はどちらも3本で角を結んでいます。
縫製部分でも判断は難しいです。
4.コバ部分
レザーの表面というよりはコバに注目です。
ホワイトはややコバがはみ出しているように見えますが、ホワイトなので目立つという理由とコパ部分は他ブランドの本物でも若干はみだしているのも多々あります。
ここは判断するポイントの一つです。
5.金具部分
金具部分の刻印を見ると明らかに字体に違いが見受けられます。
ただ写真だとわかりづらいので刻印以外に目を向けてみましょう。
6.金具部分2
金具部分の内側の写真です。
金具の内側を見てみると、ホワイトは綺麗になめらかな処理がされていますがブラウンはメッキの歪みや仕上げを施していないのがわかると思います。
メッキが雑というのは他ブランドの偽物でも多いパターンとなっています。
補足ポイント
メッキが雑と言いましたがなかなか理解するのが難しい場合もあるでしょう。
メッキが雑とはどういうことか補足していきます。
メッキの歪み
赤で囲ってある部分を確認してください。
光が反射されていますが、映り込みを見てみると真っすぐのはずの蛍光灯が歪んで見えます。若干カーブしているからという理由もありますが、カーブ以外に不自然な歪み方をしています。
これはメッキコーティングにムラが出来ているということです。
こちらの写真でも赤丸をつけている部分を確認してください。
こちらは内側部分となりますが、中心部分に凹凸が見受けられます。この部分を指で触ってみると滑らかではなくギザギザしている感触があります。
偽物の特徴としては見えづらい部分は手を抜いて雑な処理となる傾向にあります。
「偽物を判断するときの重要なポイントは細部の作りを確認する」ということです。
グッチの偽物に関するよくある質問
購入したグッチが偽物だった…なんてこともあるかもしれません。
こちらでグッチの偽物についてよくある質問をまとめました。
ロエベが偽物かどうか見て欲しい
買取店で偽物かどうか判定してほしいと持って行っても、対応してくれないかもしれません。
買取店はあくまでも売りたいお客様に対してのサービスなので真贋判定だけを依頼すると難しいお店が多いでしょう。
実際に買取に出す形で依頼すれば査定をしてくれます。そこで価格がつかないようだと偽物の可能性が高くなりますが店舗ごとに基準が違うので複数店舗で見てもらうのが良いでしょう。
定価から比べるとかなり安いロエベを購入したのですが偽物でしょうか?
ブランド品は広告やブランディング、素材、縫製など様々な費用がかかり展開されています。
例えば、通常20-30万円のバッグが新品で数万円で売られていることは考えられません。
ロエベを買取依頼する際に必要なものを教えてください
偽物かどうかわからない、買取査定をしてほしいというときは必要な書類があるので事前に用意をしておきましょう。
東京都の古物営業法で、買取業者が買取をする際には相手の身分証を確認するのが決まりとなっています。
買取店で買取をしてもらう時は身分証明書の提示を求められるので、以下のような身分証を必ず用意しておきましょう。
・運転経歴証明書
・パスポート
・住民基本台帳カード
・健康保険証
・在留カード
・特別永住者証明書
・個人番号カード
宅配買取の場合も同様で、身分を証明する書類のコピーをご同梱するよう求められます。
まとめ
今回のハンモックはすぐには判断がつかないレベルのコピー品だと思います。
偽物の特徴として金具、刻印、縫製、素材などに現れることが多いです。
人気バッグになればなるほど、偽物が出回りますのでオークションで安いからと言って偽物を買わないように注意しましょう。定価で20万~30万するようなバッグが新品が3万~5万程度で販売していたら偽物の確率は極めて高くなります。